Post date: Jun. 5, 2018
私の関わる「カンボジアの脱ドル化」に関する研究プロジェクトでは家計企業調査を実施し、カンボジアの全土の家計や企業を対象にインタビューを行います。
タケウ州にて家計へのインタビュー(2014年10月)
シェムリアップ州にて飲用天然水を作る工場へのインタビュー(2014年11月)
バッタンバン州での企業へのインタビュー(2017年9月)
パイリン州での家計へのインタビュー(2017年9月)
家計企業調査はこれまで2014年と2017年に2回行いました。
(関連論文や詳細については、JICA研究所のホームページにてhttps://www.jica.go.jp/jica-ri/ja/research/growth/growth_20131227-20170331.html)
この調査プロジェクトは、家計と企業の調査員合わせて25名ほどの大所帯で4ヶ月間かけて、カンボジア中の都市・田舎の経済状況を調査していくというものです。特に、我々の調査は単なる経済調査ではなく、自国通貨や外国通貨の使用状況を調査することがプライマリーの目的なので、余計に調査員の負担は大きいです。
ちなみに、私は日本でも仕事があるので、常に調査団にいたわけではなく、一ヶ月に一度1週間から2週間の間調査団と合流して地方を回っていました。
また、地方を巡っていると、たびたびよい景色にも出会います。
タケウ州の湿地帯(2014年9月)
そして、この地方遠征のもうひとつの醍醐味は、地方のレストランでの食事です。カンボジアはあまり大きな国ではないのですが、それでも各地域に名産があり地域によっては珍しいものが食べれたりします。(味はレストランのクオリティにもだいぶ左右されますが。。。)
中でも、タケウ州のロブスターは絶品でした。しかも、ロブスターとしては値段がかなり安いです。
タケウ州にてロブスターを食べる(2014年9月)
昼食後休む調査員たち(2014年10月)
ちなみに、カンボジアの家系では、豚、鶏、鴨、牛、そして犬や猫など様々種類の動物を一つの家計が飼っていたりします。途上国では家畜は、お金に困ったときに売れる収入源のひとつという側面もありますが、非常食としても利用されます。
そこで、どの動物までを非常食として食べるのかをふと気になったので聞いてみたのですが、犬は番犬であると同時に非常時に食べるものとして飼っている家計もあるそうです。(犬を食べるかどうかは家計によってわかれました。)そして、共通してみんな猫はかわいそうだから食べないと答えていました。動物によってかわいそうとかそうではないとか分かれるようです。私からすると飼っている動物を食べるのはどの動物でもちょっと抵抗がありますが。
調査に参加した時の面白かったことなど今後も別のブログでまとめていきたいと思います。