治療

治療について

肝内門脈が存在するⅡ型の場合は、シャントを結紮(結ぶ)する、またはシャントをコイルなどで閉塞することで、門脈の再形成を試みることができます。

※詳細は「シャント結紮・閉塞について」をご覧ください。

しかし上記のような外科的手術を行った場合も、新たに他のシャント血管(側副血行路)が形成され、肺高血圧症などの合併症により突然病態が悪化することもあるため、確定的な治療方針はまだ確立されていません。

無症状で経過する症例もあり、その原因はわかっていないため、長期経過観察される場合もあります。

しかし、いくつかの合併症が存在しているケースで手術を行った場合はその症状が改善される報告が多くみられます。

Ⅰ型の場合は肝臓移植が適応されます。

またⅡ型の場合でも、シャント血管が太く(門脈圧が高く)、肝臓への血流が少ないと、上記のような方法で外科的に血流を変える事が困難になりますので、肝臓移植での対処が検討されます。

今現在治療中の方、また過去に治療経験のある方、治療後経過観察中の方は治療方法についてご連絡いただけるでしょうか。

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