門脈欠損症の肝臓

門脈血流の減少または欠如により、肝臓が小さくなり、補完的に肝動脈が発達(拡張)するケースが見られます。

なので乳幼児の場合、通常よりおなかが小さく(スリムに)見えます。

また動脈優位になる結果、腫瘍(良性)が発生するこが多くなります。

門脈についても上腸間膜静脈と脾静脈が合流する位置が通常と異なることが多いようです。

参考文献

『先天性門脈欠損症に対して左腎静脈門脈吻合を施行した生体肝移植手術』

手術 第65巻 第5号 2011年5月