タンパク質間相互作用の大規模解析

Large-scale Analysis of Protein-Protein Interactions

近年の次世代シークエンサーの進歩によって個人ゲノム解読が容易になり、それらの遺伝情報に基づいて医薬をデザインし、遺伝子の関与する病気の診断を行うゲノム創薬・ゲノム医療への期待が高まっています。そのためには、膨大なゲノム情報の中から創薬のターゲットとなる遺伝子を探索し、疾患に関与する遺伝子ネットワークを明らかにする必要があり、シグナル伝達に関与するタンパク質間の相互作用を大規模に解析するプロテオーム解析 (図6) が盛んに研究されています。

私たちの研究室では、mRNA ディスプレイ法やプロテインチップなど独自のタンパク質相互作用解析技術を用いて、ビーズに固定したタンパク質に結合するタンパク質を cDNA ライブラリーから網羅的に探索するプロテオーム解析を行なってきました。

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