薬剤標的タンパク質の探索による薬剤作用機序の解明    

Discovery of Proteins as Drug Targets and the Mechanisms they Control

しばしば社会的に大きな問題となる医薬品の副作用の原因として、薬剤が主作用となる標的タンパク質以外のタンパク質と相互作用することが原因の1つと考えられます。薬剤と相互作用する標的タンパク質の網羅的な探索は、医薬品の主作用・副作用機序の解明や適応拡大など創薬に大いに役立つことが期待できます。

そこで、私たちの研究室では、mRNA ディスプレイ法を用いて、ビーズに固定した薬剤に結合するタンパク質を cDNA ライブラリーから網羅的に探索し、その分子作用機序を解析しています (図7&8)。

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