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【小さな発電売電事業】
森林の健全化を図るため、また、流木災害対策として「木質チップガス化複合発電所」を数か所計画・進行中です。農水省・経産省の「地域内エコシステム」を参考にし、分散型バイオマスガス化発電が持続性・事業性から最適と考えております。
従来、バイオマス発電は殆どバイオマス焚き発電(燃焼ボイラー発電)で、5MW(5000kW)以上で、燃料は10万m3以上必要でした。また、初期投資が数十~数百億円です。発電効率は25%程度です。大量の燃料を安定入手が課題で、外国からそれを輸入している、変な?バイオマス焚き発電所が稼働しております。
日本には、森林・海岸線の海藻及び約1億人の「生ごみ」「便」がバイオマス資源で充分あります。
平成27年4月FITに、未利用木質バイオマス使用の2MW(2000kW)未満で40円/kWh(税別)区分が新設された。流れが変わりました。小型で、高効率で、燃料が少なくて済む、弊社らの技術がぴったりです。既に、小型バイオマスガス化発電システムは実用化されており、従来の課題は①発電効率が25%程度と小さい ②建設単価等でしたが、弊社らはそれらを研究開発しました。弊社らが開発したガス化複合発電は、石炭ガス化複合発電のガスエンジン発電と蒸気発電の複合化で類似しておりますが、システムが異なり(下記フロー)小型でも発電効率が35~40%程度あり、現在の1.5倍です。従って、燃料が現在の約0.65でよく、入手が容易で、燃料費も安価になります。初期投資が5~10億円程度(土地・建屋別)、究極的には木の年間成長速度に合う量を伐採して、それを燃料にし、小型(500kW~1MW級)バイオマスガス化複合発電システム BPCC-bを建設・運転し、得られる電力を、売電すると事業性があるので、森林も持続可能となり、最適と考えております。
最近、新型熱分解ガス化炉とガスエンジン発電機・蒸気発電のシステム化でもほぼ同様な高発電効率が得られることが分かりました。
特許に裏付けられた温暖化防止の発電で、小型では世界トップ級の発電効率です。この発電事業は継続的に収益を生みます。
国は小型を支援しましょう。
現在は、系統接続が最大の課題です。国は再エネの最大限導入、特に地域バイオマス発電は優先(経産省HP)ですが、不思議なことですね?
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日本にFIT(Feed-in Tariff) 固定価格買取制度が導入されて、7年。H29年4月、大幅な見直しをありました。詳細は「なっとく、再生可能エネルギー」資源エネ庁 HPをご覧ください。
ー本HPでは500kW以上をすすめております」-
発電プラントは発電コストで評価しましょう!更に、電力の価値は安定及び負荷追従、またエネルギー変換効率、二酸化炭素等排出、残渣物処理も重要と考えております。
現在のその価格は13~21円程度/kWh(6千V)です。また、規模は、2000kW程度で十分でしょう。1000kW設備を2セット設置すれば済みます。
【FIT活用法】
【1】荒廃した森林の復活のために、また、流木災害対策として、地域の産学官金の皆様と事業性がある、1MWのFIT売電「木質チップガス化複合発電所」を建設・運営する。
【2】世帯の電気使用状況は朝、夕方が高く、昼と夜は少ない、このような負荷変動に対処できる電源があればよいのですが、現在はない。
解決策は、①マイクログリッド・蓄電池を設置する。②小型のバイオマスガス化発電システムを地域で数台設置して、朝夕はフルパワー、少ないときは1台程度稼働(バイオマス発電は安定電源です)する。余剰電力はFIT販売。また、バイオマスが不足したときは廃プラスチック(3P)を熱分解ガス化してエンジン発電する。可燃性廃棄物・便は炭化物にして、燃料とする。更に安定的供給可能です。この電力で電気自動車を使うと、ガソリンスタンドがなくても住民移動できます。