Nostalgic LONDON

我がロンドン！

産業革命により、世界で最も栄えた都市。しかし煙突からは黒い煙が立ち、犯罪も多いのだ。そのため、私たちへの依頼も名声とともに多くなっている。

申し遅れました。私は"Ｗ"というものです。私は、類稀な才能を持つ探偵の"ＳＨ"と冒険を楽しんでいます。我々は依頼者からの電報を受け取り、急ぎ現地に向かう準備をしているところです。ベイカー街221bでそれまでの間、このロンドンを紹介しましょう。ちなみに我々は1874年から1903年の間活躍しましたが、ここには時代が少し進んだところもありますので、あしからず。。

まず紹介しなければならないのは、世界で初めての地下鉄だろう。我がベイカー街にもBaker Street駅があるのだ。この代表的なホームに多くの乗客が地下鉄を待っている。ロンドン地下鉄には特徴があり、パンタグラフは無く、車両は極端に低いのだ。

天井はぎりぎりの高さに削られ、そこを地下鉄がすり抜けてくる。まさにチューブをすり抜けるように。そのためTUBEというあだ名まで付けられているが、我々は世界初の地下鉄に敬意を表している。走っている車両は赤い1938stockというロンドンの地下鉄を代表する車両だ。

さて地上に向かうとしよう。地下鉄の入り口を出ると、サーカスといわれる交差点に出る。地下鉄に向かう人、街に向かう人が交錯する。

ロンドンでは電話が発明され、赤い電話ボックスが置かれている。かっこいいデザインだろ！

大きな通りに出てみよう。ここにはロンドンの百貨店、銀行、ブランドなどが集まる中心地と言っていいだろう。ビクトリア調の建物には店の名前が踊っている。おしゃれなご婦人にイギリス紳士達が買い物を楽しんでいるだろ。。

私はあそこの建物にあるThe Strand Magazine社にSHの記録を掲載してもらっているですよ。

そこにバスがやってきた。ロンドンが誇るダブルデッカーバスだ。赤い２階建ての車両は、この街のシンボルで街中を走り回っている。ちょっと、運転は荒いがね。。。

それと忘れてはならない交通の足はタクシーだろう。黒のロンドンタクシーの運転手は非常に優秀でどこにでも連れて行ってくれるよ。

ちょっとそこの川沿いの歩道に行こう。もちろんテムズ川だ。ここは市民の憩いの場所となっている。

日が落ち、街の明かりが灯りだしたようだ。私たちは、チャリングクロス駅から依頼者の元に行くので、そろそろ失礼するよ。

このロンドンでは路地裏もワクワクするが、もう一つ見てほしい景色がある。

そう、建物の屋上に目を移して欲しい。石炭を多く使うため、黒い煙が煙突から出ているんだ。

その煙突を掃除する煙突掃除人がいるだろう。彼らがいなければ快適な暮らしはできないね。”スーパーカリフラ～”っていう呪文が聞こえてきそうだ。

「"W"君。さあ、馬車でチャリングクロス駅に急ごう！」「おーい！御者！」「気を付けたまえ"W"君。モリアーティ教授の気配がするんだ。」「気を引き締めていく必要がありそうだ。"H"行こう！」

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