Our innovation

本校ではiPadを導入し、教授方法・学習方法にイノベーションを起こすことで、「社会のリーダー」に必要な資質を育む上で次の効果が得られると仮説をたて、ICTを活用した学びプロジェクトをスタートさせました。

・従来の学習方法以上に個に応じた主体的な学びを促す

・学習をより効率的に進める

・発表や発信の機会を増やしコミュニケーション能力を高める

・個人のクリエイティブな能力を伸ばす

・グループワークを促進し、他者と関わる力を育む

・思考力を育む

2016年のプロジェクト開始時、本校では情報教育は行っておらず、情報科の教員や突出してICTが得意な教員もいませんでいた。また、教室には映像を投影する設備はなく、一部の授業でプロジェクターを使って資料を提示する程度でした。校務全般、授業準備などは全員がPCを使って効率化を図り、職員会議などのペーパレス化は進んでいましたが、WindowsPCを使っていたため、今までにiOSに触れたことのない教員が大勢いる状態でした。 

そのような状況の中、本校がイノベーションをおこすために重要視したことは、比較的得意な教員だけではなく、全教員がiPadを「活用する」ことでした。なぜならば、目標を達成し持続していくためには、全教員の取り組みが不可欠だからです。そのために設立したICT推進委員会のメンバーが中心になり、教員間で教えあい学びあいながらApple Teacherの取得を目指したり、外部で行われる研修への参加を支援したりし、誰もが学ぶ機会を得られるようにしました。 全教員が一斉にICTのスキルを向上させたことで、一人1台のiPad導入時には、どの教科でも、どの場面でも円滑に活用できる状態でスタートを切ることができました。その後、教員間の自主的な学びの場(通称:ICT_café)も誕生し、全教員が研究を重ねて授業実践を行っています。

iPadの導入により、授業(児童の学び方、教員の関り方)は大きく変化し、全ての授業でiPadをツールとして利用するというスタイルは大きなイノベーションとなりました。2019年、それまでの本校のイノベーションが認めれ、Apple Distinguished School(ADS)に認定されました。


本校では現在「Next innovation 2020-2022」を経てNext innovation② 2023-2025」に取り組んでいます。