iPad

本校では、iPadは文具の1つと位置付けています。学校で使用するiPadは全員が同じものを購入し、学習に適した状態を学校側で管理することにより、学習の道具であることを意識づけています。児童は自分のiPadを自由な発想で使い、学びを深めています。

2023年度からは入学時にご家庭でiPadを購入していただくことになりました。これにより、全学年が個人所有のiPadで学習をすることになりました。


【2022年度まで】1年時は学校のiPadで学習。2年生の4月から個人所有のiPadの利用を開始していました。


iPadの個人購入

入学前に購入方法を保護者に説明する保護者会を実施します。

購入の際には、管理をお願いしている企業様にECサイトを作成いただき、購入、支払い、キッティング作業までを一括して依頼しています。教員が児童と向き合う時間を減らすことなく、導入をすることが可能となっています。なお、購入時には、卒業時までの保険にも加入していただいています。

端末は、MDMMobile Device Managementですべて管理し、アプリやデジタルテキストのインストールを一括で行っています。インターネット検索はフィルタリング機能を設定して使用するようにしています。

■iPad(Wi-Fiモデル)一括購入・管理のメリット

・Wi-Fiモデルのため、データ通信量に制限がありません。

・アプリ、デジタルテキスト、作品、写真・動画などを保存するため、できるだけ容量が大きいものにしています。

・一括購入し、学校で管理することで、保護者の方はセキュリティー面の設定を管理する必要がありません。

・保険に加入することで、安心して利用できます。故障した際も、提携業者様が対応します。

・ソフトウェアやアプリのアップデートなどは一括で実施できます。

・アプリを一括管理するため、ご家庭に負担をかけることなく、 iPadをいつでも理想の状態に保つことができます。

■iPad(Wi-Fiモデル)一括購入・管理のデメリット

・Wi-Fiがない場所では使えないため、自宅で使用するためには、ご家庭にもWi-Fiが必要です。

・校外で使用する際には、ルーター等が必要です。

・児童は自由にアプリをダウンロードできません。プリンタのアプリ等を入れる際には、個別に対応しなければなりません。

iPadの制限に対する本校の考え

iPadの制限に対する本校の考え

情報モラルを育て、iPadを自由に使わせることには意義があります。しかし、全ての制限をなくすことが、小学生にとって良いとは言えないと考えます。本校で最も懸念していることは、暴力的、性的なコンテンツを目にした時の児童のショックです。トラブルはないほうが良いですが、友達とのトラブルや子どもらしいゲームにのめりこんでしまうなどのトラブルは、捉え方によっては学ぶ機会にもなり、子ども達の成長にもつながります(実際に、小さなトラブルがあるたびに児童の情報モラルが向上しています)。しかし、暴力的、性的なコンテンツを目にしてショックを受けた児童の心の傷は、一生癒えない場合もあります。したがって、まだ小学生である子ども達を守るためには、最低限の制限は必要であると考えて、iPadには一定の制限をかけています。

校内で利用中のiPad

1~6年生児童の個人所有iPad 453台

児童用予備iPad 15台

教員用個人利用iPad 35台

教員用共有iPad 30台

予備iPad 20台