【震度5の地震が襲う:松本市】2011.7.2

長野県松本市で6月30日午前8時16分、震度5強の地震が市内を襲いました。推定マグニチュードは5.4で、宮田、野溝、双葉の周辺でお聞きしたところ、多くの人は「経験したことのない地震」と話していました 。

建物の壁にひびが入ったり外壁が崩れ落ち、歩道に沿ったブロック塀が倒れ、屋根瓦があちこちで崩れ落ちました。また、寺の墓地では、墓石がいくつも倒れていました。

商店では陳列棚が倒れて、商品が崩れ落ちて散乱し、いくつもの商店が閉店していました。住宅内部ではタンスや食器棚が倒れて、中の食器などが床に落ちて粉々になり、棚の上の電子レンジや炊飯器も下に落ちて壊れるなどの被害がありました。

一部の小学校は親に子どもたちを迎えに来てもらい、始業後間もなく集団下校しました。子どもたちは不安げな様子で、母親や兄弟と一緒に、家路に向かっていました。

双葉の理容院では外壁や内壁が崩れ、電話線が切れ、2階のトイレが傾き、洗面所が使えなくなりました。20代のお嬢さんは「屋根はどうなっているか分からないけど、向かいのビルから見たら、瓦が落ちていた。地震は怖い」と、不安がっていました。

一日も早い復興を祈ります。

倒れたブロック塀:宮田(6月30日)
崩れた屋根瓦:宮田ー野溝(6月30日)
崩れた屋根瓦:宮田ー野溝(6月30日)
倒れたブロック塀:宮田ー野溝(6月30日)
崩れた屋根瓦:野溝(6月30日)
倒れた墓石:野溝(6月30日)
内壁も外壁も崩れた理容院:双葉(6月30日)