12. 活動ログの確認 目次
12. 活動ログの確認 目次
Moodleに保存された活動ログを確認することで、コース内での学生の活動状況を把握することができます。Moodleでの活動ログの確認は、単純な活動履歴を時系列に表示させたものに加え、コース内のコンテンツへのアクセス状況を示したり、特定コンテンツへの学生のアクセス状況を示したりすることも可能です。
ここでは、コース内における活動状況を示す「ログ」「ライブログ」「活動レポート」「コース参加者」「活動完了」について説明します。
ログ
① コース画面のコースナビゲーションから「レポート」をクリックします。
② 表示できるログの一覧が表示されますので、「ログ」をクリックします。
③ 表示するログの条件を指定します。
通常はA.C.D.の欄を指定することで必要なログが取得できます。
必要な項目を指定して「これらのログを取得する」をクリックします。
A.コース名が表示されています。(変更不可)
B.グループを選択できます。(グループ作成済の場合に表示)
C.参加者を指定します。特定の学生を選択することができます。
D.日付を指定します。
E.活動の種類を選択します。コース上にあるリソース・活動を選択することができます。
F.表示させたいアクションを選択することができます。「すべてのアクション」「作成」「表示」「更新」「削除」「すべての変更」から選択します。
G.Moodle上の変更を行った操作元を選択しますが、この項目を変更する必要はありません。
H.「すべてのイベント」「教える」「参加する」「その他」が選択できますが、この項目を変更する必要はありません。
I.「標準ログ」以外は選択しないでください。
④ ログが表示されます。
末尾に「ダウンロード」ボタンがありますので、形式を指定してダウンロードすることができます。
ライブログ
「ライブログ」を選択すると、同コースにおける過去1時間の活動ログが表示されます。表示される内容は活動ログと同じです。
① コース画面のコースナビゲーションから「レポート」をクリックします。
② 表示できるログの一覧が表示されますので、「ライブログ」をクリックします。
③ ライブログ(過去1時間の活動ログ)が表示されます。
「ライブアップデートを一時停止する」をクリックするとログの更新を一時停止することができます。更新されたログは「ライブアップデートを再開」した後の更新時にまとめて表示されます。
活動レポート
「活動レポート」を選択すると、コース内におけるコンテンツの閲覧状況が表示されます。
① コース画面のコースナビゲーションから「レポート」をクリックします。
② 表示できるログの一覧が表示されますので、「活動レポート」をクリックします。
③ 活動レポートが表示されます。
コース参加
「コース参加」を選択すると、コース内における特定コンテンツへの学生の参加状況が表示されます。表示する参加状況の抽出条件を設定することができます。
① コース画面のコースナビゲーションから「レポート」をクリックします。
② 表示できるログの一覧が表示されますので、「コース参加」をクリックします。
③ 表示させるコース参加ログの条件を指定します。
必要な項目を指定して「Go」をクリックします。
A. コース参加ログを取得したい、コース内容、リソース・活動を選択します。
B. コース参加ログを取得したい期間(過去何日間、過去何週間など)を指定します。
C. コース参加ログを取得したい参加者のロールを指定します。
D. 行動の種類を選択します。「すべてのアクション」「表示」「投稿」から選択します。
E. コース内でグループを設定している場合は、コース参加ログを取得したいグループを指定します。
④ 「コース参加」ログが表示されます。
⑤ 「選択したユーザに対して」を利用し、選択した複数のユーザに対するメッセージの一斉送信を行うことも可能です。たとえば、締切直前に小テストを受験していない学生に受験を促すメッセージを送ることも可能です。
活動完了
コース管理の「設定を編集する」で「完了トラッキング」を有効にし、さらに各リソース・活動の「完了コンディション」で「学生は手動で活動完了をマークする必要がある」または「要件を追加する 学生が次をすべて完了した場合、活動は完了となります」に設定した場合に、学生のコース内での活動の完了状況を確認できるようになります。完了した活動の欄にチェックがついています。
① コース管理の「設定を編集する」で「完了トラッキング」を有効にします。
② 各リソース・活動の「設定を編集する」で「完了コンディション」で「学生は手動で活動完了をマークする必要がある」または「要件を追加する 学生が次をすべて完了した場合、活動は完了となります」に設定した場合、学生のコース内での活動の完了状況を確認できます。
③ 活動完了の確認方法
コース画面のコースナビゲーションから「レポート」をクリックします。
④ 表示できるログの一覧が表示されますので、「活動完了」をクリックします。
⑤ 活動完了の状況が表示されます。
[未完了]の状態の違い
活動完了の一覧にある枠線にカーソルを合わせると、対象学生がその活動に対してどのような状況か確認することができます。
その際、未完了(チェックがついていない状態)の場合には、次の2種類があります。
【未完了の後ろに日時が記載されている場合】
複数「完了コンディション」の設定をしている場合、活動・リソース自体で何かしらの操作を行っており、完了条件の一部のみ満たしている状態です。
※日時は必ず「1970年01月1日(木曜日)09:00」で表示されます
【未完了の後ろに日時が記載されていない場合】
複数「完了コンディション」の設定をしている場合、活動・リソースの活動に全く触れていない状態です。
前節では、コースもしくはコース内のコンテンツに関するログを取得していましたが、特定の学生の活動状況を表示することも可能です。「本日のログ」「すべてのログ」「アウトラインレポート」「詳細レポート」「評定概要」を表示させることができます。
学生の選択
① コース画面から「参加者」をクリックします。
② 表示された一覧から、レポートを参照したい参加者をクリックすると、学生の個別ページが表示されます。
レポートの表示
表示された学生の個別ページ上で、赤枠で示した「レポート」欄から、表示させたいレポートを選択します。
本日のログ・すべてのログ
当該コース内でのアクセス履歴が表示されます。
※図の画面は「すべてのログ」の画面です。
アウトラインレポート
詳細レポート
評定概要
コース名が表示されますので、クリックすると指定した参加者(学生)概要レポートが表示されます。
動画(SCORMパッケージ)の視聴状況を確認したい場合には
動画管理サイト(HLS)で利用するSCORMパッケージは、スライダの位置によって評点が与えられ、動画の最後まで再生すると評点が100となるようになっています。SCORMパッケージの設定で「とばし再生」を「禁止」することで、視聴状況の確認が可能です。
視聴状況は、SCORMの「レポート」の評点で確認できます。
さらに詳細な視聴状況を確認する場合には、「12.1 コースログ」と同じ手順で動画の視聴ログを取得することができます。
動画視聴ログの取得
① コース画面から「レポート」をクリック
② 表示されているボックスから「ログ」を選択
③ ログの抽出条件を指定
A.コース名が表示 ※変更不要
B.特定の学生を指定する場合はここで選択
C.特定の日付を指定する場合はここで指定
D.特定の動画を指定する場合はここで選択
E.F.G.は特に指定しなくて構いません。