高齢者対応学習
校内臨床実習の一環として、高齢者対応学習を実施しました。
日本における高齢者の割合は全体の約29%とされています。そこで今回、加齢によって伴う様々な課題やその接し方、リハビリなどについて、実技を取り入れながら、地域医療におけるあん摩マッサージ指圧師の役割や高齢者にどのように関わっていくのかについて学習しました。
学習した内容は主に5つです。
1.介護を要する高齢者に対するあん摩マッサージ指圧師の役割
2.聴覚に障がいを有する方との接し方
3.言語に障がいを有する方との接し方
4.嚥下障害におけるリハビリテーション
5.拘縮におけるリハビリテーション
最初は、本校卒業生を対象に行ったアンケート結果、実際に高齢者施設に勤務して感じたこと、学んでほしいことなどについて説明し、これから身につけるべき知識と技術を確認しました。聴覚や言語に障がいを有する方との接し方では、ジェスチャーを取り入れていくなどの意見が出ました。
嚥下障害のリハビリテーションでは、実際に行われている発音練習、嚥下体操、食事前運動などを体験しました。大きな声で実践することができました。
拘縮している人へのリハビリについては、実際に実技練習を行いました。教員のデモンストレーションを受けた後、膝関節の拘縮に対してのリハビリを練習しました。
生徒からは、一通りのやり方は学べたけど、実際の現場でうまく出来るかどうか・・・といった感想もあり、今後も繰り返し練習していくことになりました。生徒には今回の学習を活かして、校外臨床実習や実際の現場で活用できるように頑張ってほしいと思います。