世界のことをどれくらい知っていますか?
2030年に向けて、2015年に国連サミットによって掲げられた目標があります。SDGsは世界が掲げる目標です。社会・経済・環境など様々な変化が生じている世界で何が出来るのか。一緒に考えていきましょう。
SDGsコースの研究旅行では、徳島県上勝町を訪れます。
徳島県上勝町は、2018年にSDGs未来都市に選定され、焼却埋立てごみゼロを目指すゼロ・ウェイスト政策に取り組んでいます。
現在、町のゴミの80%がリサイクルされている驚異の町です。
また、上勝町は高齢化率が50%を超える町ですが、日本料理に添える葉っぱ(「つま」と言います)の販売で、年商 2 億 6000 万円の産業を成長させており、持続可能な社会を目指す町として、国内外から注目を集めています。
SDGsコースの研究旅行は、こうした「新しい町」を生み出している現地の人々と触れ合う「旅」です。
皆さんは上勝町の人々と大自然に歓迎されながら、地元の人々からいろいろな話を聞き、様々なふれあいを経験できます。
詳しくは、下記の「教養総合Ⅰ『高校生による SDGs プロジェクト』研究旅行報告」P25以降の「研究旅行を終えた先輩の感想」を読んでください。
SDGsとはなにか。基礎的なことも学習していきます。社会の課題を他人事と片付けるのではなく、自身では何が出来るのかを発見していきましょう。
様々な企業・NPOなどと協働してプロジェクトを進行させていきます。知識を獲得するだけではなく、実際に使いながら、社会に働きかける力を育てます。受け身ではなく自分から動ける力をつけていきましょう。
情報があふれる世の中で、インターネットの情報だけを鵜吞みにしていませんか。自分の街をいつもと違う高さで歩いてみると見えないものが見えるかもしれません。
校外での学習・企業やNPO等による講演を通して多種多様な観点から世界をみられる人になってほしいと思っています。
SDGsは「きれいごと」と言われがちですが、高校生の感性をフルに活用して「きれいごと」でどこまで勝負できるか挑戦しましょう。
そのためには、人に伝える力が重要になりますから、生徒間でのディスカッションやプレゼンテーションを数多く実施していきます。他にも、企業・団体へ向けたプレゼンテーションやSSH発表会への参加を通じて、伝える力をつけていきましょう。
SDGsは、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指し、実現するための国際目標です。17の目標と169のターゲットを達成するためには、一人だけの力では心細いかもしれませんがこのコースにはSDGsに興味のある人、社会課題を解決したいという人が集まるので、すぐにSDGs仲間が出来ます。
いろんな仲間とともに、社会・経済・環境の問題にアプローチして、プロジェクトを進行させていきましょう。
世界の抱える問題は、2030年ですべて解決するものではありません。今は見えない新たな問題に直面するかもしれません。その時、その問題にどう立ち向かうかを考えられる力をつけていきましょう。