まずは次の映像をご覧ください。
小笠原村観光局HPより引用 (https://www.visitogasawara.com/movie/)
みなさんは東京の世界自然遺産に行ったことがありますか?
東京の学校に通っているのに、行ったことがない、またはそもそも知らない人も多いのではないでしょうか。
小笠原は東京とは思えないほどの大自然、そして固有種など貴重な生物がたくさんいます。
息をのむような美しい景色もあるのに、行ったことない人が多いのはその行きにくさが理由でしょう。
場所は東京から南に約1000キロの場所。
小笠原に行く唯一の手段は、片道24時間の船だけ。
しかもその船は週に1回しか出ていません。
そんな東京の世界遺産、小笠原についてまずは知ること。
小笠原の自然、固有種、歴史、生活、産業 …島ならではのことを学びましょう。
持続可能な開発が求められる時代、観光においても持続可能性が重視されつつあります。
観光によって、その土地の宝を台無しにしてはなりません。
そのなかで、サステイナブルツーリズムという概念が誕生しました。
小笠原を題材に、サステイナブルツーリズムについて考えることがこの講座の第一の目的です。
観光学として、観光の歴史からサステイナブルツーリズムの概念が登場するまでを学び、調査地を取り上げてこの概念を当てはめ、研究をしていきます。
また、冒頭の映像を見て、「小笠原に行ってみたい」と思いませんでしたか?
この講座では、調査したことをポスターだけでなく、映像にまとめることをします。
魅力的な映像を撮る、編集する方法を考え、実際に制作し、小笠原村観光協会の方にも見ていただく予定です。
いい作品ができあがれば、小笠原村観光協会のホームページに載せてもらえるかもしれません。
映像制作は大変時間のかかる作業となります。
そのため、課題の負担は他の講座より大きいかもしれませんが、映像制作の技術を身につけること、そして何より小笠原に行くという経験が、みなさんの今後の人生を豊かにしてくれるはずです。
小笠原は行きづらさゆえに、大人でもなかなか行けません。
海外よりも行くのが難しい東京【小笠原】
たくさん学び、考え、そして伝えてくれる人、お待ちしています。
≪実地踏査の実施時期について≫
小笠原への実地踏査について、2025年の船の運航スケジュールはまだ出ていませんが、10月の運航スケジュールが中附の探究ウィークにはうまくあてはまらない可能性があります。
実際、2024年10月も水曜日出発の便しかなく、探究ウィークには実施できないこととなりました。結果的に、今年度は2024年12月22日~12月27日に実施予定となっています。
12月に実施する場合、期末試験、答案返却、終業式にかぶらないように実施するとなると、2024年度同様にクリスマスシーズンに行く可能性が高いです。
2025年度の学校の行事予定も出ていないので、まだ未定事項ばかりですが、10月の探究ウィークになっても、12月のどの時期になっても、小笠原への実地踏査に参加可能な人のみ選択してください。特に、各自所属している部活の12月~冬休みの大会予定を確認してください。
≪人数について≫
小笠原は大きな宿泊施設がないため、コース定員は30名とします。それでも複数の宿泊施設に分かれる可能性があります。
≪その他≫
・このコースは2024年度から開講されたコースとなります。
・片道24時間の船でしか行くことができません。乗り物酔いに弱い人はおすすめできません。