本講座は、アントレプレナーシップについて学び、自分自身で何かを創造するために必要なスキルを身につけることを目的とする。"アントレプレナーシップ" とは、「企業家的行動能力」という意味で、会社を起こしたり、経営を継続していったりするために必要な能力やスキル、そして考え方のことを指すが、別の言い方でいうと「イノベーションを遂行するために必要なスキル」とも言える。近年では、終身雇用が崩れ、転職もざらにあり、起業する人もYouTuberになる人も、早期退職する人も増えている。そんな多様化する社会で自由に生きるには、それ相応の知識やスキルが必要である。本講座では、イノベーションにスポットを当て、「新しい価値を生み出すこと」「新たな視点で問題解決をはかること」についての理論や実例を学び、「自分自身で何かを創造するために必要なこと」を学んでほしいと思っている。
毎年、日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスグランプリが開催されています。授業で学んだことを踏まえ、本講座の受講も自分たちのビジネスプランを作成し、このグランプリに参加したいと思います。
高校生ビジネスグランプリ HP
https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/
10月実施の研究旅行では、アメリカサンフランシスコのシリコンバレーを訪問する予定です。イノベーションの聖地と呼ばれるシリコンバレーで、AppleやGoogle、Amazonなどの本社を見学する予定です。また、スタンフォード大学への訪問やサンフランシスコ市内の自由見学などを考えています。シリコンバレーへの研究旅行は初となるので、詳細はまだ検討中ですが、学ぶことの多い旅にしようと思っています。
3年前にアントレプレナーシップを受講した卒業生より、講座についてのコメントをもらいました。選択時の参考にしてください。コメントをくれた伊藤さんは、本講座を受講後、高校3年時に実際に起業し、大学2年生になった現在も、精力的に活動しています。
アントレプレナーシップ入門の受講がきっかけで起業をし、今年で会社設立3年目を迎える中央大学2年の伊藤瑛加です。以下、受講選択の際の参考としてください。
本授業では、「起業家精神」を養う授業として、先人のビジネスの考え方や企業の取り組み、研究訪問する国の背景を学びます。成績評価はプレゼンやレポート課題が多く、高校生ビジコンへの参加も必須ということから、中々に重い授業の1つでしたが(笑)、本授業の受講を通して、大学や実社会で活きる力を身につけることが出来たので、大変感謝しています。私は、授業で扱ったイノベーション理論からビジネスモデルの工夫で社会課題を改善・解決できることを知り、教育と日焼け止め販売の融合から「幼少期からの日焼け止めの習慣化定着」を通して紫外線問題の改善を図る活動を行っています。身につけた「物事の関連性への理解力」は物事の課題発見に、「コミュニケーション力」は仲間集めや共に仕事を行う関係者との良い関係性構築に、「資料作成力」はプレゼンに活き、大企業主催のビジコンでの採択を通して、現在は企業や自治体と取り組みを進めています。
成績評価は厳しいですが、フィードバックが詳細、ビジコンへの参加、研究訪問での自由時間があるなど、飴と鞭のバランスが良いので興味が少しでもあったら受講をお勧めします!
(中央大学2年 伊藤瑛加)
※以下のインスタのアカウントから伊藤さんの取り組みの様子を見ることができます。
Instagram: @eikaito_sunshinedelight