第2波(2021年1-2月)調査速報
第2波(2021年1-2月)調査速報
前回(2020年)調査にご協力いただいた方のうち、今後の継続調査のご案内を許可してくださった894名のみなさまに、1月13日に第2回調査のお願いを差し上げました。2021年2月7日に回答を締め切り、670名の方からのご協力をいただきました(回収率75%)。以下の結果は、1月末日時点でのデータにもとづくものです。
図1は、今回調査の時点でみなさまがお住いになっている国・地域をパーセンテージで示したものです。大まかな分布は昨年の結果と大きく変わりませんが、「日本」とお答えになっている方が11.3%と、1割程度の方がこの1年間で日本に移動されていることがわかりました。
日本に移動された方には、移動の理由をうかがいました。その結果を示したのが図2です。昨年1月頃より感染が拡大し、現在も世界的に生活に多大な影響を及ぼしているCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)の影響を理由として挙げられている方が6割に達しました。その他、ビザやワークパーミットの期限、日本で暮らす家族・親族関連の理由で日本に戻られる方が相対的に多いようです。
図2に関連して、回答者のみなさまにCOVID-19の影響についてもうかがいました。質問のうち、経済的な影響についてパーセンテージを示したものが図3です。多くの地域でお仕事や収入が減ったことがわかります。また、失業を経験された方の割合も一般的な失業率と比べて非常に大きいことがわかります。
今後、こちらのデータの詳細な分析をすすめるとともに、ご協力いただける方にはオンラインなどによるインタビューも実施してまいります。今後とも、わたくしどものプロジェクトにご関心をお持ちいただければ幸いです。