演習受講にあたっての注意事項

更新日:10/20/2010

はじめに

私が担当する演習科目では,無断欠席(担当教員に連絡のない欠席)や遅刻に対して厳しく対応しています. これは,「演習」形式の授業が受講生の活動を主体としていることから,必然的に受講者の「出席」が必要となり, また,その活動を規律づけるためには,それぞれの受講者の安易な欠席や遅刻を認めることができないからです (ちなみに,(本庄が担当する)「講義」形式の授業は,出席を確認していませんし,また,評価にも一切反映していません).

こうした対応は,これから演習を受講される人にとって,やや厳しい印象を与えることもあるようですが, しかし,その結果,きわめて遅刻の少なく, また,良好な授業環境が形成されています. この点は,実際に授業に参加されて,他と比較していただければ,容易に理解できるかと思っています.

いうまでもなく,担当教員は,受講者に連絡なく,無断で休講することは一切ありません. また,遅刻することなく,必ず定刻に授業をはじめています.

出席について

上記のとおり,「演習」形式の授業は,必然的に「出席」が必要となり,原則,欠席を認めていません.

ただし,以下の「欠席(遅刻)申請可能な理由」によって欠席することは仕方がありませんので,その場合, 速やかに担当教員に連絡して許可をもらってください.

○欠席(遅刻)申請可能な理由

  • 本人,配偶者,扶養家族などが,病気,ケガ,出産などにより入院,治療,看護,付添が必要となり, 通学が著しく困難となった場合

  • 天災,ストライキ,事故などにより大学近郊の公共交通機関が全面的に不通あるいは大幅な遅延が発生した場合

  • 本人,親族,恩師,友人などの冠婚葬祭に出席する場合

  • 学会発表などで学会あるいは学術的な会議に出席する場合(※必ず事前申請が必要)

  • 大学院入学のための筆記試験あるいは面接試験を受ける場合(※必ず事前申請が必要)

  • 就職のために重要な筆記試験あるいは面接試験を受ける場合(※4年次の所定期間のみ適用.必ず事前申請が必要)

  • 学長あるいは学部長などの命を受けて,スポーツ大会などのイベントや式典に出席する場合(※必ず事前申請が必要)

  • その他,災害により自宅や実家に甚大な被害が発生したなど, 社会通念上,特にやむを得ないと認められる事態が発生した場合

欠席する場合,事前に(原則,授業開始30分前まで)担当教員に連絡し, 許可をもらうようにしてください. 連絡方法は,Eメールを原則としますが,緊急の場合については電話でも結構です.

遅刻について

演習では,原則,遅刻を認めていません. ただし,上記の「出席について」と同様,「欠席(遅刻)申請可能な理由」によって遅刻することは仕方がありませんので, その場合には速やかに担当教員に連絡して許可をもらってください.

遅刻の範囲は,予鈴が鳴り終った後から授業開始後15分までとします.

よって,予鈴が鳴り終わった時点で着席していない人は,遅刻として取り扱われます(名前が呼ばれた時点ではありません).

また,授業開始後15分を過ぎた場合,遅刻ではなく「欠席」と同等の扱いになりますので,十分に注意してください

無断欠席について

演習では,無断欠席(担当教員に連絡のない欠席)を認めていません. 無断欠席をした学生について評価の対象としないことがありますので十分に注意してください.

また,「担当教員に連絡のない欠席」に加えて,以下のような場合も無断欠席と同様の評価を行いますすので十分に注意してください.

  • 授業開始後15分を超えた遅刻

  • 事後連絡による欠席(※欠席連絡は,原則,授業開始30分前まで)

無断欠席および遅刻した場合について

上記のとおり,原則,演習では無断欠席および遅刻は認めていません. しかしながら,不幸にして,無断欠席および遅刻した場合, (欠席(遅刻)申請可能な理由にもとづき許可された場合を除く)以下のような方法で 評価に反映されることになります.

  • 無断欠席(授業開始後15分を超えた遅刻,事後連絡による欠席を含む)に対する評価

    • 1回目の無断欠席で10点の減点を行います. また,(連続ではなく,通算で)2回目の無断欠席でさらに20点の減点(計30点の減点), 3回目の無断欠席でさらに40点の減点(計70点の減点)と,以降,倍々で減点が増えていきます.

  • 遅刻(授業開始後15分までの遅刻)に対する評価

    • 1回目の遅刻で2点の減点を行います. また,(連続ではなく,通算で)2回目の遅刻でさらに4点の減点(計6点の減点),3回目の遅刻でさらに8点(計14点の減点)と, 以降,倍々で減点が増えていきます.

※各点数は,半期週1回の授業の最高点を100点,通年週1回の授業の最高点を200点とした場合の値です.

また,恒常的に遅刻を繰り返す受講生に対して評価対象としないことがあります.

演習での議論について

冒頭に記載したとおり,「演習」形式の授業は,受講者の参加を主体とした授業となるため, 必然的に授業者による「議論」が必要となります.

その日の報告者以外の人は,必ずその報告に対して,質問,コメント,アドバイスを行い, 議論に参加してください.

受講生は,少なくとも1日に1回以上の発言を要求します.

議論への参加は,評価対象となりますので,積極的に議論に参加する人は,高い評価を受けることになり, 逆に,消極的な参加にとどまる人は,低い評価を受けることになります.

携帯電話の利用について

これについては,無断欠席や遅刻と同様,厳しく対応しています. メール機能を含めて,授業中に携帯電話を利用することは一切認めていません. また,授業中に携帯電話を鳴らさないでください(電源を切るか,マナーモードにしてください).

演習内での連絡について

演習内での連絡は,それぞれの演習で決められた連絡方法 (Eメール,メーリングリスト,ホームページ,掲示板,グループウェアなど)によって行います.

長期間にわたって連絡が取れず,演習を継続するにあたって著しく迷惑のかかる事態が発生した場合, その受講生に対して評価対象としないことがあります.

喫煙について

演習内の活動では,喫煙は厳しく制限されます. (喫煙者を排除するつもりはまったくありませんが)喫煙者はそのことをあらかじめそのことを了承しておいてください.

演習では,教室はもちろんのこと,授業の一環として実施した場合の合宿および他大学との合同での宿泊先でも,非喫煙者の健康と権利を守るために指定された場所以外,すべて禁煙となります(ただし,ゼミのコンパなど,授業の一環として実施していない行事については担当教員としての権限は行使できませんので,それぞれのマナーに任せるしかありません).

その他

いうまでもなく,授業と関係のない行為は一切禁止しています.

以上,やや厳しく書きましたが,その一方で,教室内での飲食については, 学内ルールで禁止されている場合を除いて(たとえば,コンピュータの設置されている教室などは学内ルールで禁止されています), とくにとがめることはありません. また,教室内での服装(たとえば,帽子を着用するなど)について,とがめることも一切ありません.