◆国別ハンドブックを読み込みましょう
国別資料には目を通してみてください。留学の準備に必要な情報がつまっていますので、英語の勉強も兼ねてじっくりと、何度も読んでみてください。
資料は、最新版が届き次第、更新していきます。出発前オリエンテーションまでには全ての国の更新が完了する予定ですので、定期的にチェックしてください。
各国に関する質問の多くは、このハンドブックに内容が書かれているケースが多くなっています。疑問点があった場合には、まずは国別資料をよく読んでくださいね。
◆留学先を理解するために
派遣国のAFSサイトに、一度は必ず目を通してみましょう。最近はその国の様子がよく分かるよう、画像や動画に工夫をこらした国も出てきています。また、留学先の言語の理解にもつながります。
≪検索方法≫AFS国際本部のホームページ(https://afs.org/)⇒トップページ下方にある【Find AFS in your country】でご自身の派遣国をクリック
◆日常の写真を撮りためよう
日本的な風景を写真や動画に収めて、説明できるように準備しておくと、ホストファミリーや友達との話題作りに役立ちます。その他にも、何気ない普段の写真を撮っておくことをお勧めします。先輩からは留学先で学校や近所、家族のことなどを聞かれ、言葉で説明ができず、画像があればどんなに助けとなったかという体験談も届いているためです。
◆支部行事に参加しよう
AFSの活動は各地(支部)のボランティアによって支えられています。支部行事に参加することは、ボランティア活動に対する理解を深め、地域や社会に何が貢献できるかを考えるきっかけとなるばかりでなく、自分が近い将来、どのようにして留学先で受け入れてもらうのか、そのためにボランティアの方はどれだけ一生懸命サポートしてくださるのか、ということを間近に見る良い機会です。
留学へ出発する前に出来るだけ多くの所属支部行事に積極的に参加し、自分の留学について考えてください。
参加する際には、ただ単に参加するのではなく、皆さんも一生懸命ボランティアとしてお手伝いをしましょう。
※ご自身の所属する支部が分からない場合は、内定後オリエンテーション時に配布されるテキストの「UNIT 3:支部活動」を確認してください。
参加を希望される場合は、自分が所属する支部の支部長さんに連絡を取り、参加可能な支部活動があるかどうか、相談してみてください。支部の連絡先は、支部情報からご確認ください。
◆派遣国が求める語学力を確認しよう
国によって求められる語学力は異なります。自分の派遣国が求める語学力について必ず確認しましょう。
≪確認の手順≫国別情報の一覧⇒ご自身の派遣国を選択⇒『この国に行くプログラムを見る』(タイトルのすぐ下)⇒『年間留学プログラム』を選択⇒【語学】の項目から語学力を確認
◆勉強方法
勉強方法や教材はいろいろ考えられるでしょう。例えば、毎日寝る前にその日考えたこと、感じたことをいくつか選んで英語で作文してみるのも 一つの方法です。また、動画配信サービス(Netflix、Disney +、Amazonプライムなど)やインターネットを利用することもできるでしょう。自分にあったやり方で勉強を進めましょう。まだ始めていない参加生も、ぜひ、今から真剣に勉強を始めてください。
また、自分が現在持っている英検の級の、さらに一つ上の級に合格することを目指してください。合格したら合格証明書を、不合格でもCSEスコアが上がったら、その証明書を書類提出フォームに提出してください。
英語圏以外の国へ留学する参加生は、英語以外に受入国の言語を勉強しておくことも重要です。出発前に、オンライン語学講座が提供される国もあります。受入国から出された課題は指示通りに取り組み、出発までに必ず完了してください。その他にも、NHKの語学番組を利用する、大使館に間い合わせる、地元の語学学校や国際交流協会に行ってみるなど機会は探せばいろいろあります。滞在中に語学研修の受講を勧める受入国もあります。研修費用はほとんどの場合本人負担ですが、中には費用を助成している国もあります。
◆積極性
会話は自分から進めていくことができますか。何かをしてもらうのを待っているのではなく、自分から働きかけていきましょう。
◆コミュニケーション能力
コミュニケーション力は留学生活において、最も重要なことのひとつです。コミュニケーションはよくキャッチボールに例えられます。よい球を投げて相手が上手く受けてくれれば、よい球を投げ返してくれます。そうして、楽しい会話のキャッチボールが成り立ちます。しかし、違う方向に投げてしまったり、強すぎる球を投げたり、受けることを拒否してしまえば、キャッチボールは成り立ちません。相手に伝わるキャッチボールが大切です。人から好かれたい、大切にされたいと誰もが望みますが、相手も同じように思っているのです。人間関係を上手に作れる人は、相手を大切に思う人です。まず、相手に温かい言葉のボールを投げてみましょう。きっと同じように温かい言葉を受け取ることができるでしょう。
◆表現力
嬉しい・楽しい・悲しい・つらい・疲れたなど、気持ちを伝えることが重要です。日本の生徒は表情がなく、「何を考えているかわからず不気味」「実際にはわかっていないのにすぐ『わかった』と答える」とホストファミリーやAFS ボランティアがサポートに困るケースが多々見られます。「Yes」「No」でしか答えない生徒も多く見られるようです。
笑顔をみせること、自分の気持ちを伝えること、はっきりとしゃべること、素直に人の話を聞くことなど、一生懸命努力することを、ぜひ今から実行してみてください。
◆自己管理
留学先では自分の力で考え、判断することが期待されます。その準備のためには、まず、身の回りのことは自分ですることから始めてください。家庭生活、学校生活、留学準備ができているか、留学準備チェック表.pdf を用い、保護者の方と一緒に確認しましょう。
また、社会で起きていることにも関心をもち、それらについてご家族と話すなどして、視野を広げましょう。