無事終了しました
今回は500人以上のお客さまがお聴き下さいました。
お褒めの言葉もたくさん頂戴しました。
ありがとうございました。
素晴らしい演奏家のみなさま、受講生たち、ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
リハーサルの様子がfacebookに上がっています。ご覧ください。
当研究所は今年3月、《ラプソディー・イン・ブルー》初演時の姿を復元する試みを行なって、ご好評を得ることができました。
本年度はさらに関心を広げ、「シンフォニックジャズのひろがり」と題して演奏会を行ないます。
「シンフォニックジャズ」という言葉は作曲家G.ガーシュインや指揮者P.ホワイトマンと結びついて語られることが多いのですが、彼らの活動以外にも、広く「ジャズとクラシックの融合」として捉えられる作品や活動はたくさんあります。そうしたものの中から、今回はJ.A.カーペンター、D.エリントン、L.バーンスタインといった作曲家の作品に光を当て、20世紀半ばまでのアメリカ音楽が「アメリカらしさ」を獲得していく様子の一端を浮き上がらせることができれば、と願っています。
カーペンターの《クレイジー・キャット》は《ラプソディー・イン・ブルー》よりも3年前に初演された「ジャズ・バレエ」で、今回はスライドとナレーションを伴って演奏します。エリントンの《ブラック・ブラウン・アンド・ベージュ》は、もともとエリントンが1943年のカーネギー・ホール演奏会のために作曲した大曲ですが、今回はそれをもとに指揮者M.ペレスが作曲者のお墨付きを得てフル・オーケストラに編曲したヴァージョンを演奏します。どちらも珍しい作品で、日本初演になります。
演奏には、指揮の工藤俊幸先生、声楽の本島阿佐子先生、久保田真澄先生をはじめ、本学の内外から素晴らしい演奏家のみなさまが集まってくださいました。
20世紀音楽史を見直すこの演奏会へぜひご来席ください!
「シンフォニックジャズのひろがり」
2017年1月22日(日) 会場14:30 開演15:00
入場無料
国立音楽大学講堂大ホール(西武拝島線・多摩モノレール「玉川上水」駅下車徒歩7分)
第1部 (ビッグバンド、ダンス付き)
B.ストレイホーン/A列車で行こう
D.エリントン/スイングしなけりゃ意味がない
L.プリマ/シング・シング・シング
J.ガーランド/イン・ザ・ムード
お話「シンフォニックジャズのひろがり」
第2部 (フル・オーケストラ)
D.エリントン/ブラック・ブラウン・アンド・ベージュ(ペレス版、日本初演)
J.A.カーペンター/クレイジー・キャット(改訂版、スライドとナレーション付き、日本初演)
L.バーンスタイン/「ウエスト・サイド・ストーリー」より
アイ・フィール・プリティ、マリア、トゥナイト、マンボ
指揮: 工藤俊幸 国立音楽大学講師
歌: 本島阿佐子 国立音楽大学准教授、久保田真澄 国立音楽大学准教授 ほか
ダンス:音楽研究所主催「アメリカ音楽を歌って踊ろう」受講生
管弦楽:
Kunitachi Symphonic Jazz Orchestra
池田篤(Sax 国立音楽大学准教授)、奥村晶(Tp. 国立音楽大学講師)、中川英二郎(Tb. 国立音楽大学講師)、
金子健(Bs. 国立音楽大学講師)、高橋徹(Dr. 国立音楽大学講師)ほか
クニタチ・フィルハーモニカー
青木高志(Vn. 国立音楽大学准教授)、坪井隆明(Fg. 国立音楽大学講師)、山本英助(Tp. 国立音楽大学教授)ほか
企画・制作: 国立音楽大学音楽研究所ガーシュイン・プロジェクト kcm.kenkyujo@gmail.com
お問い合わせ:国立音楽大学音楽研究所事務室 tel: 042-535-9575 Email: kcm.kenkyujo@gmail.com
国立音楽大学演奏課 tel: 042-535-9535 Email: kcm-ensou@kunitachi.ac.jp