特任研究員&RA募集

大泉研究室では現在、ムーンショット型研究開発事業「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放 」Internet of Brainsに関連して、特任研究員又はリサーチアシスタント(学術専門職員)を1名募集しています。
研究テーマの自由度は高く、各人の希望を最大限に尊重したテーマ設定が可能です。
少しでも関連した研究テーマに関心がある方は、ぜひご応募検討下されば幸いです。
応募の前に一度お話させていただくことも歓迎です。お気軽にご一報下さい。
応募は大泉までメールでご連絡下さい(c-oizumi atmark g.ecc.u-tokyo.ac.jp)。

最終更新:2022/10/01

プロジェクト名:
ムーンショット型研究開発事業 Internet of Brains
募集人員:特任研究員 又は リサーチアシスタント1名

このプロジェクト全体の概要に関しては
ホームページをご参照下さい。
株式会社アラヤCEOの金井良太氏をプロジェクトマネージャーとし、
総勢10名以上のPIが参画する大規模なプロジェクトです。

大泉はこのプロジェクトにおいて、
ミドルウェアグループに属しており、
・脳活動から感覚や思考の情報を抽出できる新たな人工知能の開発
・抽出された情報の共有を実現する数理理論の構築
・脳活動計測実験による技術検証
といった共通の目標に向かって、グループメンバーと連携して研究に取り組んでいきます。
大泉グループは特に、以下の2つの課題に取り組んでいます。
(1)
脳活動のダイナミクスからタスクのパフォーマンスに関連する脳の状態(精神的疲労など)を推定
(2) 脳と脳の間で直接的コミュニケーション(Think Communication)の実現に向けた数理技術の開発

(1)に関して、より具体的には制御理論あるいは情報熱力学的観点から、脳状態遷移における遷移コスト、遷移効率を定量化する数理的枠組みを構築し、脳状態(精神的疲労度など)の推定及び、ある特定の状態遷移を実現するための効率的な制御入力の推定に取り組んでいきます。
脳状態遷移コストを定量化する具体的な方法の一つに関しては以下の論文をご参照下さい。
Kawakita G, Kamiya S, Sasai S, Kitazono J, Oizumi M (2022) Quantifying brain state transition cost via Schrödinger's bridge. Network Neuroscience, 6 (1), 118–134.
・Kamiya S, Kawakita G, Sasai S, Kitazono J, Oizumi M (2022) Optimal Control Costs of Brain State Transitions in Linear Stochastic Systems. bioRxiv.

(2)に関して、脳と脳の間の直接的コミュニケーションの実現には、機械学習の技術を用いて、異なる脳の情報表現の対応付け(「翻訳」)を行う必要があると考えます(
参考論文, 参考資料)。
近年特に発展が目覚ましい深層学習、特にcontrastive learning, transformerなどの自己教師あり学習の手法を駆使して、脳と脳の間の表現空間の翻訳あるいは、脳モデルの間の表現空間の翻訳を行う数理技術の開発を行っていきます。
今回の募集では特に(2)の内容にご関心のある方にご応募いただけることを期待しております(もちろん、(1)の内容に関心がある方も等しく歓迎です)。
深層学習、表現学習などに関して研究経験・実績がある方、新規のBMI(Brain Machine Interface)技術開発にご関心のある方の参画を歓迎しています。

採用される方は、このプロジェクトに関連して、理論・モデル研究及び脳活動データを用いた検証・実証研究を行っていただきます。
脳活動データの解析に関しては、同じプロジェクトメンバーである栁澤 琢史教授(大阪大学)が記録するヒトECoGデータや、他にもプロジェクト内の研究者が記録するデータ、オープンデータも活用しながら研究に取り組んでいきます。


1.研究室の紹介

大泉研究室は2019年4月1日より発足した比較的新しい研究室です。
神経科学の理論的研究、特に意識の理論的研究に取り組む研究室になります。
研究内容の簡単な紹介は
こちらをご参照下さい。
現在(2022年10月)、特任研究員3名、事務補佐員1名、博士4名、修士6名、学部生3名が在籍しています。
今後、さらにメンバーは増えていく見込みです。
熱意のある研究員・学生が集まった活気のある研究室だと思います。
特任研究員あるいは学術専門職員(リサーチアシスタント)として着任される方は、私との共同研究だけでなく、場合によっては他の研究室メンバーとも共同研究を行っていただく可能性があります。
研究室では週に2回の
定期セミナーと、少なくとも週に一度は全てのメンバーと個別に進捗ミーティングを行っています。
研究室メンバーとの議論の時間を重視しており、議論によって研究を進めていくスタイルです。


2.特任研究員(ポスドク)の方との共同研究の方針

基本的には、当該のプロジェクトに関連する研究テーマを、大泉と共同で行っていただくことになります。
ただし、研究テーマが既に固まっているというよりは、研究員の方との議論によって適切なものを作り上げていく形になります。
各個人で研究の興味・好み、得意・不得意があると思いますので、それらを全て考慮した上で、お互いに納得がいく研究テーマを設定します。
私が現在考えていないような、研究員の方の独自の視点からの提案も歓迎します。
大まかなテーマ設定は存在しますが、面白いサイエンスをすること、本人が最も熱意を持って取り組める研究テーマにすることを第一に考えておりますので、その意味で
研究の自由度は高いと言えると思います。
また、私自身現在のテニュア職に至るまでポスドクを8年以上経験しておりますので、ポスドクの方のキャリアパスに関して配慮します。
具体的には、次の職が得られるように、以下のようなサポートを行うことができます。
・在職期間中に論文を出版することができるような適切なテーマ設定と時間管理
・科研費などの競争的資金への応募の推奨と申請書作成のアドバイス
・公募書類の作成、面接での対応などに対するアドバイス


3.リサーチアシスタント(学生)の方の必要条件と共同研究の方針

リサーチアシスタントで採用する際の必要条件の一つは、研究経験があることになります
筆頭著者で論文を執筆した経験があればより良いです。
従いまして、基本的には博士課程に在籍している学生の方を想定していますが、それ相応の研究経験あるいは潜在的な能力があると判断できる方であれば、修士課程あるいは学部生の方でも採用します。
リサーチアシスタントに応募される学生の方は、
必ず指導教官の許可を得るようにしてください。
基本的にはこちらが想定している研究テーマを大泉と共同でやっていただくことになりますが、リサーチアシスタントの方からの自由な発想、提案も大いに歓迎します。
現時点で不足の知識、技術がある場合も必要に応じてこちらが提供しますので、その点は心配しなくて大丈夫です。
研究に熱意があり、責任感を持って仕事を行うことができる方の応募をお待ちしております。

東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員(特定有期雇用教職員)公募要項

[1] 職名及び人数: 特任研究員 1

[2] 契約期間: 2023年4月1(応相談) ~ 2023年3月31日まで
契約開始日は早くすることも遅くすることも可能です。お気軽にご相談下さい。

[3] 更新の有無: 更新する場合があり得る。更新は、予算の状況、従事している業務の進捗状況、契約期間満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、健康状況等を考慮のうえ判断する。2026年3月まで更新することが可能。

[4] 就業場所: 大学院総合文化研究科(東京都目黒区駒場3-8-1)

[5] 業務内容: 下記のプロジェクトに関連した研究を遂行すること。

ムーンショット型研究開発事業「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放 」

[6] 就業時間: 専門業務型裁量労働制により、1日7時間45分勤務したものとみなされる。

[7] 休日: 土・日、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)

[8] 休暇: 年次有給休暇、特別休暇 等

[9] 賃金等: 年俸制を適用し、業績・成果手当を含め月額30万円~50万円程度(資格、能力、経験等に応じて決定する)、通勤手当(支給要件を満たした場合に支給)

[10] 加入保険: 文部科学省共済組合、雇用保険に加入

[11] 応募資格

・博士号取得者もしくは採用日までに学位取得見込みの方。

・神経科学における理論的研究を行うのに必要な数理的素養(統計,情報理論,機械学習,統計物理等)とプログラミング能力を有すること。以下の項目に実績・経験がある方を優遇します。

・fMRI, 脳波(EEG,ECoG), Caイメージングデータなどの脳活動データの解析

・深層学習(特に自己教師あり学習),表現学習の理論・実装

[12] 提出書類:
・履歴書(様式は任意)

・業績リスト(様式は任意)

・主要論文(3編以内)

[13] 提出方法: 上記書類を大泉までメールにてご提出ください。

[14] 応募締切: 2022年12月31日まで。書類選考の上、合格者に対し随時面接を実施する。採用者がいない場合は募集を延長する予定。採用に関する最新の状況は大泉研究室のホームページ参照のこと。

[15] 問い合わせ先〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1

大学院総合文化研究科広域科学専攻 准教授 大泉匡史

e-mail:c-oizumi atmark g.ecc.u-tokyo.ac.jp

atmarkを@に置き換え下さい。

[16] 募集者名称: 国立大学法人東京大学

[17] その他: 取得した個人情報は、本人事選考以外の目的には利用しません。「東京大学男女共同参画加速のための宣言(2009.3.3)」に基づき、女性の積極的な応募を歓迎します。

東京大学大学院総合文化研究科 学術専門職員(特定短時間勤務有期雇用教職員)公募要項
こちらのページをご参照ください。