運用終了にあたって
平成23年3月11日14時46分東日本大震災発生直後、
ツイッターを主として、インターネットで被災者向けの有用な情報が大量に飛び交いました。
しかし、これらの貴重な情報を被災者は活用できていないのではないだろうか。
インターネットへアクセスする機会や時間的な制約があったり、情報の取捨選択で
困ったりしているのではないか。
我々はそういう共通の問題意識に立ち、
被災者のみなさんが、インターネットで必要な情報を探すための支援をすべく、
次の3つの目的を掲げ、被災者向けのポータルサイトの構築に取り組んできました。
・被災者の情報拾集の手間を省く
・被災者の情報選別の手間を省く
・被災者の情報整理保管の手間を省く
これらの取り組みを具現化する形で、
当サイトは、おそらく初めての震災関係のポータルサイトとして、
地震翌日の3/12に発足しました。
その後、多くの皆様方のご協力を頂いたお陰で、
このポータルサイトは瞬く間に情報を充実させることができ、
3月15日から6月14日の約3ヶ月に約22万件ものアクセスを頂きました。
仙台からは約8千件、郡山からは約6千件、福島からは約2千件のアクセスw
被災者への整理された情報の供給という面で、
一定の役割を果たすことができました。
その後の内閣府の「助けあいジャパン」やヤフーの「復興支援東日本大震災」等の
本サイトよりも内容が充実した大手のポータルサイトが立ち上がったことにより、
本サイトは役割を終えたものと判断し、運用を終了し、
それぞれの想いで「被災地」を支援していくこととしました。
われわれは、このサイトの運営を通じて、
一歩外に出てみれば自己責任の範疇でやれることは無限にあることに気づきました。
そして、被災地の復興を考えるとき、最期に重要になってくるのは、人と人との絆し
か残らないと思います。
自分で応援できる人は限定的であっても、
生涯にわたって繋がりを持ち続けることを大切にしていきたいと思います。
みんなでつくる被災者支援情報サイト スタッフ一同