柚の木SDGs
健康
2015年9月、国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」が加盟193ヵ国の全会一致で採択されました。このSDGsは、2030年に向け、持続可能な未来を実現するために、先進国を含む国際社会全体が取り組むべき17の目標と169のターゲットを定めたものです。
↓
↓
柚の木福祉会 SDGs目標「持続可能な福祉を提供する100年企業 アジェンダ」
柚の木福祉会は、理事長を統括とする経営戦略室と柚の木HEPTAGONの各セクションリーダーで構成する「経営会議」において「SDGs」を推進するために議論・決定し、一つひとつに真摯に取り組みます。
「ライフステージサポート」「利用者様、ご家族、職員、関わる全ての方々の健康」「女性や児童、障がい者、高齢者、職員の権利擁護と最善の利益確保」「障がい者の工賃向上」「「地域福祉向上」「地球環境への貢献」などの目標を環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮し、統一性、普遍性、一貫性を持つ経営基盤の強化によってSDGsの目標達成に貢献していきます。
100後も高い水準のニーズにお応えできる企業としてサステナブルな成長を遂げていきます。
<柚の木福祉会が目指す姿>
私たちは「誰もが安心して生活できる住みよい社会を作る」ことを事業活動の使命として、こどもから高齢者までライフステージ全般に寄り添い、障がいの有る無しにかかわらず多様性を受け入れる支援・介護を続けていきます。
不確実性の時代であっても、職員と相互信頼を構築し調和を持ちながら、利用者様やご家族と目標を共有し、ニーズに応えます。地域への奉仕を通して、社会福祉の浸透と「包摂」「連帯」「平和」「希望」のメッセージを発信してまいります。
すべての方々と「共存共栄」を図り、すべての方々の「最善の利益」を追い求め、すべての方々と「ふだんの生活を地域で支え合う」福祉の実現をめざし、「人づくり」「まちづくり」「こころづくり」に取り組みます。その時に私たちは理念「輝く笑顔と最高の仕事」の体現を実感するのです。
福祉の発展が人類や社会の進歩発展に貢献することを願い、持続的な発展に貢献していきます。
ゴール
健康寿命を延ばすことで社会保障関係費抑制への貢献を目指します
職員はかけがえのない貴重な財産だという認識をより強化し、健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組み、働きやすい労務環境にします
健康の啓発・広報を行います
健康を通して安心安全なまちづくりへつなげていきます
職員の健康増進と企業の健全な健康経営がマッチして100年企業を目指します
SDGsの推進を図ります
取り組み
健康
1
革新的で創造的な柚の木健康アクションプランを継続します
上に何も表示されない場合は、再認証してください
上に何も表示されない場合は、再認証してください
指標
感染予防と感染拡大防止
インフルエンザゼロ
新型コロナウイルスゼロ
食中毒ゼロ
重症化リスクを抱える利用者様の生命保護とそのご家族の日常生活維持
家庭でもできる感染予防策「柚の木コロナ対策26」
健康維持・増進と健康寿命の延伸
人生の最後まで健康で楽しく毎日を送る国民運動を法人全体で推進
スマート・ライフ・プロジェクト4つのテーマ(適度な運動・適切な食生活、禁煙、健診・検診の受診)推進
健康アクションプラン「予防」「環境」「食事」「睡眠」「ココロ」実践継続
「動かない、何もしない」から健康なこころとからだを「つくる、保つ、楽しく動かす」へ
メタボリックシンドローム予防
ロコモティブシンドローム予防
生活習慣病になったで終わらせないリカバリー支援
できるだけ“迷惑”をかけず介護される時間を短く「NO!迷」実践
早期発見、早期治療意識
健康診断受診 100%
がん検診受診 100%
再検査お一人おひとりに受診の促しとフォロー
メンタルヘルス対策
リフレッシュでストレス発散
うつ病やストレスによって起こる心疾患や脳疾患の防止2 コロナ不安への寄り添い
いま起きている出来事に着目する心の状態=「マインドフルネス」を取り入れて行きます。
環境
健康経営優良法人 連続認定
「いつまでも元気に働き続けたい」職員の健康支援
利用者様へ毎日楽しい福祉サービス提供
労働環境見直しと改善
2020年
健康経営優良法人2021 ブライト500 認定
福岡健康づくり優良事業所ゴールド 認定
インフルエンザゼロ達成 職員 0人 + 利用者様 0人
新型コロナウイルスゼロ達成 職員 0人 + 利用者様 0人
食中毒ゼロ達成 職員 0人 + 利用者様 0人
福岡県働く世代をがんから守るがん対策サポート事業登録
職員健康診断受診率 100%(総数133名)(社会保険加入育休を除く 72名 +非加入61名)
要精密検査再検査受診率 100%(再検査対象者数 14名)
がん再検査受診率 100%(再検査対象者数 5名)
健康アクションプラン講座 全職員 のべ1596名
当日受講 のべ 842名 受講率 52.8% ⇒ 2021年度4月~8月 64.96%
ビデオ視聴 95.0%
レポート提出 のべ 918名 提出率 57.5% ⇒ 2021年度4月~8月 71.43%
平均残業時間
0.77h / 1か月(全体)
有給休暇取得率
83.5%
リフレッシュ休暇取得率
100%
労働災害発生
1人/149人
柚の木支援の日で国民運動「健康日本21」 説明
経営会議でスマート・ライフ・プロジェクト説明
スマート・ライフ・プロジェクトテーマ「適度な運動・適切な食生活」「禁煙」「健診・検診の受診」 を健康アクションプラン「予防」「環境」「食事」「睡眠」「ココロ」に落とし込んで実践継続
メタボリックシンドローム予防
ロコモティブシンドローム予防
生活習慣病になったで終わらせないリカバリー支援
できるだけ“迷惑”をかけず介護される時間を短く「NO!迷」実践
エッセンシャルワーカーとしての矜持を持ち、前を向いて支援・介護に努力
取り組み事例・参考
健康アクションプランは2017年以下の元に発足しました。
職員+利用者インフルエンザ罹患率(職員数毎年580名~590名)
2016年度 14.0%
2017年度 10.0%
2018年度 7.0%
2019年度 1.2%
2020年度 0.0%
事例
「健康アクションプランコロナ対策26」
成人期利用者ご家族から「40歳までできなかったのが、自分から手洗い・うがいをするようになりました。私にまで『してください』と催促します。心から感謝しています。」
「福岡県働く世代をがんから守るがん検診推進事業」
2018年、女性管理者から「腰が痛いんです」「整体に行く時間がないんで」と相談を受け、私は「整体に早く行くべきだよ。それと内臓からくる場合もあるので早く医者に診てもらいなさい」とお話ししました。しかし、4か月後、突然起き上がれなくなり、緊急入院となりました。がんでした。3月末に花見をしたと聞き、一縷の望みをつなぎましたが、治療の甲斐もなく、4月30日彼女はこの世を去っていってしまいました。28歳、あまりに早い人生。その時、私は、自分が情けなくて仕方なく、強く後悔しました。なぜもっと強く言わなかったのかと。その時から全職員に健康診断とオプションとがん検診を強く勧めるようになりました。
「治療と仕事の両立」
がんを患いっている営業部長には、「体が不調の時は休む勤務」をしていただいていました。
コロナ禍もあり、「自宅でリモートワーク勤務」を打診したところ、『体の状態に合わせてできるので是非ともやりたい』と意欲的に受け入れ、実施の運びとなりました。
スムーズに治療と仕事の両立ができたのは、やりやすいICT環境を柚の木福祉会全体で構築していたからです。
部長はじめ、ある程度パソコン操作ができる職員が多くいたこと
柚の木福祉会では、2015年からGoogleハングアウトを使ってon-line会議を行ったり、スマホでTV電話を行っていたこと
訪問先に対する指示や会議のみとしたので、時間に無理がなかったこと
フォルダやファイルはGoogleドライブ上にあり、資料作りや印刷をする手間が省けていたこと
亡くなる前日まで会議を行ったり、理事長面談をして笑っていたりと本当に仕事を楽しんでおられました。
ご家族から「最後の最後まで好きな仕事をさせてもらって本当にうれしそうでした。幸せだったと思います。こんな働き方をさせてもらって本当に感謝しかありません」とお言葉をいただき、私たちもこの上なく幸せでした。
参考
福岡県目標「がん検診受診率50パーセント」(令和5年度まで)
昭和52年以降、福岡県の死因第1位 がん
1年間約1万5千人の県民が死亡
検診受診率(令和元年度国民生活基礎調査)
胃がん40.5パーセント 大腸がん38.5パーセント 肺がん44.5パーセント 乳がん44.3パーセント
子宮頚がん39.6パーセント
福岡県全国順位 胃がん37位 乳がん37位 大腸がん40位 肺がん40位 子宮頸がん40位
小規模な事業所では、がん検診を実施している割合が低いなど、従業員ががん検診を受けにくい環境にあり、受診率が低い傾向にあります。
最近は、がん医療の進歩により、日本の全がんの5年相対生存率は64.1%
社会で活躍しているがん患者・経験者も多くなっている
「健康とは、健康が病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態」(世界保健機関憲章前文)にあることをいいます。
健康
2
雇用場での安全・衛生を確保し、職員が安心して労働できる環境配慮を行います雇用場での安全・衛生を確保し、職員が安心して労働できる環境配慮を行います
雇用場での安全・衛生を確保し、職員が安心して労働できる環境配慮を行います
指標
安全衛生管理体制確立
第一種衛生管理者配置
(安全)衛生委員会(看護部&健康アクションプラン)
健康管理士一般指導員配置
ハラスメント対応窓口設置
産業保健師コンサルタント契約(中尾労働衛生コンサルタント事業所ワーク&ヘルス)
施設環境安全点検 1回/年
始業時点検 毎日
緊急事態対応シミュレーション訓練 随時
定期健康診断 1回/年
管理監督者向け研修 1回/年
衛生管理者向け教育企画・実施 12回/年
福岡産業保健総合支援センター研修受講 1回/年
安心して働くことのできる風土づくりと施策展開
職員成長面談 12回/年
委員会活動 12回/年
on-line Chat 随時
メンタルヘルス 1回/年
一般職員向けメンタルへルス研修 1回/年
管理監督者向けハラスメント研修 1回/年
一般職員向けハラスメント防止研修 1回/年
コンプライアンス研修 1回/年
2020年
ハラスメントなし
安全衛生管理体制確立
第一種衛生管理者配置
(安全)衛生委員会(看護部&健康アクションプラン)
ハラスメント対応窓口設置
産業保健師コンサルタント契約(中尾労働衛生コンサルタント事業所ワーク&ヘルス)
施設環境安全点検 1回/年
緊急事態対応シミュレーション訓練 「コロナ訓練」数度実施
定期健康診断 1回
管理監督者向け研修 1回
衛生管理者向け教育企画・実施 12回
福岡産業保健総合支援センター研修受講 1回
職員成長面談 12回
委員会活動 12回
健康アクションプラン委員会
編集委員会
研修委員会
メンタルヘルス 随時
「頑張っている自分を褒める」
「できない自分を認める」
「今が100%、それ以上でも、それ以下でもない」
「失敗してもいいんだ」
一般職員向けストレスチェック 1回
一般職員向けメンタルへルス研修 1回/年
管理監督者向けハラスメント研修 1回/年
ハラスメント防止研修 1回/年
コンプライアンス研修 1回/年
取り組み事例・参考
メンタルヘルス対策「3つの段階」を行います。
1次予防【未然に防ぐ】
職員が各自で行うストレス緩和ケア
労働環境の改善
ストレスマネジメント研修
ストレスチェック制度の導入
2次予防【早期発見】
本人が不調に気づいたときに自発的に相談できる相談窓口の設置
産業保健師との面談機会
同僚や管理監督者も異変にいち早く気づき、気兼ねなく相談できる職場風土
3次予防【職場復帰支援】
メンタルヘルス不調によって休職した労働者の職場復帰をサポート
休職による不安や焦りを緩和させるための精神的なフォロー
復帰後に無理をさせないような仕事面のケア
再発や離職を防止する慎重なフォロー
メンタルヘルス対策「4つのケア」を行います。
セルフケア【個人】
職員自身でストレスを予防し、気づいたときに適切に対処するよう啓発します。
セルフケアは正しい知識がないとうまく対処できないため、職員への情報提供や教育研修によりサポートします。ストレスへの気づきを促すために、ストレスチェックを実施します。
ラインによるケア【管理監督者】
管理監督者が職場のストレス要因を把握して改善します。
管理監督者は部下である労働者の相談に乗り、必要に応じて労働環境等の改善を行います。
事業場内の産業保健スタッフ等によるケア【事業場全体】
「第一種衛生管理者」を配置します。
「(安全)衛生委員会(看護部&健康アクションプラン)」を設置し、活動します。
「健康管理士一般指導員」を配置します。
健康アクションプラン「事業場のこころとからだの健康サポート」をします。
「職員向けメンタルへルス研修」
「管理監督者向けハラスメント研修」
セルフケアおよびラインによるケアの実施をサポートします。個々のケースを支援だけではなく、メンタルヘルス関連の教育研修の企画・実施や労働者からの相談等を受けることができる制度及び体制を整えることなども行います。
事業場外資源によるケア【外部連携】
メンタルヘルスケアの専門知識を有する「産業保健師」とコンサルタント契約をします。
事業場内での相談を希望しない職員のケアや、当会が抱えるメンタルヘルスの課題を外部の専門的な知識を有する資源の支援により解決します。
健康
3
「望まない受動喫煙」をなくします
全事業所の敷地内禁煙実施
個々人の禁煙支援
2020年度
全事業所の敷地内禁煙 100%
取り組み事例・参考
参照
敷地内禁煙 達成健康増進法の一部を改正する法律 平成30年法律第78号
WHOが、世界中からタバコの健康被害をなくすため、FCTC(たばこ規制枠組条約)を作った理由や知識教育を行っています。
世界保健機構(WHO)/国際オリンピック委員会(IOC)はオリンピックと喫煙規制を制定しています。
すべての人々に運動とスポーツを奨励し、タバコのないオリンピックを実現し、子どもの肥満を予防するために健康的なライフスタイルを奨励することを共同で行うことを合意
オリンピックは、会場だけではなくレストラン等を含む屋内施設が全面禁煙の国や都市で行われることが慣例
タバコには、約4000種類の化学物質、200種類の有害物質、約50種類の発がん物質が含まれ、短期毒性が強い。
タバコの煙は、喫煙者本人が直接吸い込む主流煙、喫煙者が吐き出す煙、火のついたタバコの先から出る副流煙に分けられる
主流煙が肺に入ると肺は有害物質の吸収が早く、喫煙して2~3分でイライラなどのニコチン切れ症状が改善する。なぜなら有害物質が、脳にあるニコチン受容体に速やかに到達し、ドーパミンという快楽物質を強制的に放出するため。しかし、すぐニコチン切れとなり、またタバコを吸いたくなる。タバコがコカイン・ヘロインと同等の依存性があるのはこのため。
副流煙は、完全燃焼していないため、有害物質や肺がん物質が主流煙より数倍多く含まれる。タバコの煙にはPM2.5が大量に含まれており、他人に健康被害を与えることが世界中で問題となっている。
様々ながん、動脈硬化疾患(脳卒中・心筋梗塞・慢性動脈梗塞症など)を引き起こすことが科学で証明されだした。
知識も教育も科学すら追いついていない時代に常習性のある危険なものが世界中に広まってしまった。
健康
4
労働環境を整えます
有給休暇取得奨励策 柚の木ワクワク年休取得計画 1月策定と年間実施
有給休暇年間5日間取得率 100%
リフレッシュ休暇「コロコロコロン休暇」取得率 100%
全事業所・全部署とも定時退勤完全実施:長時間労働の改善
2020年(2020/1/1~12/31)
有給休暇取得率 83.55%
1,554日(取得日数)÷ 1,860日(付与日数)= 83.55%
有給休暇年間5日取得率 100%
105名 (取得人数)÷ 105名(該当人数)=100.00%
リフレッシュ休暇3日間取得率 100%
定時退勤 残業時間 0.77h / 法人1か月当たり
取り組み事例・参考
年間休日87日
1日7.5時間、年間1,980時間、週約38時間(4週6休)
年間の労働時間:(365日÷7日)×40時間=2085時間(小数点未満切り捨て)
↓
年間の労働日数:2085時間÷7.5時間=278日(小数点未満切り捨て)
↓
最低限必要な年間休日:365日-278日=87日
柚の木ワクワク年休取得計画
毎年1月職員個々が家族と共にワクワクしながら年間計画を作成
例)自分の誕生日年休、相方の誕生日年休、家族旅行年休、プチ介護年休、プチ育休年休、こどもと遊ぶ年休等
目標
国の目標 「有給休暇取得率70%以上」
当会目標 「2023年 90%」
基準日から1年以内にそのうちの5日分について、取得時季を指定して有給休暇を取得させなければならない
コロコロン休暇
法定外休暇(特別休暇)リフレッシュ休暇
柚の木福祉会独自制度
全職員に付与
職員の慰労やリフレッシュ、心身の疲労回復等が目的
勤続年数に関係なく3日間付与
コロコロコロンとは、てんでんばらばらにあり、明るく笑いころげるくらいよろこんで休むという造語
参考
【平成30年厚生労働省調査】リフレッシュ休暇制度導入企業 全体12.4% 有給休暇企業 97% 100~299名規模 18.2%
定時退勤「ニンニキニコニコニコニコ分 定時+22分には帰宅への道」
翌日の支援・介護のための「毎日心身リフレッシュした自分づくり」
心のリフレッシュ
からだのリフレッシュ
2020年度残業時間(2020/4/1~2021/3/31)
①1,362.5h(述べ残業時間)÷ 72名(述べ人数)÷12ヶ月=1.58h / 1か月当たり
②1,362.5h(述べ残業時間)÷147名(全 職 員)÷12ヶ月=0.77h / 1か月当たり