RESPIRERの新ライン展開に向け、既存のブルー箱とは異なるパッケージを開発しました。「自然素材を感じるデザイン」と「品格のある高級感」をテーマに、木箱のような質感と佇まいを追求。素材選定から形状設計、箔押しの仕様まで細部を検証し、クラフト感と上質さを兼ね備えたパッケージを実現しました。新ラインのブランドアイデンティティを体現するデザインです。
RESPIRERの新ライン展開に向け、既存のブルー箱とは異なるパッケージを制作しました。メインラインのボンボンショコラは従来のブルー箱に収め、新パッケージにはそれ以外のショコラ商品を展開。「自然素材を感じるデザイン」「思わず手に取りたくなる佇まい」「品格のある高級感」をテーマに、新たなブランド表現を目指しました。
デザイン開発では、イベントやポップアップストアで使用してきた什器との親和性に着目。「大理石の箱」または「木の箱」をテーマに検討を進めました。
検証の結果、大理石は印刷で質感を再現する難易度が高く、売り場で実際の大理石什器と組み合わせた際に印象が埋もれてしまうことが判明。一方で木材表現は、色味やエンボス加工によって本物に近い質感を再現できることから、複数の紙素材を比較・検証しながら最適な仕様を選定しました。
パッケージ形状は、一見して木箱に見えることを重視して設計しています。上蓋を被せた際の下箱の見え方まで細かく調整し、開封しやすさを確保しながらも、一体感のある美しいフォルムを実現しました。
上蓋の内側には同系色の焦げ茶を採用。下箱は仕切りトレイで隠れる構造を活かし、白のままとすることでコストとデザインのバランスを図りました。
ロゴの箔押しは、焦げ茶から黒系まで複数の仕様を比較検証。最終的にはツヤのある黒箔を採用し、マットな木目の質感の中で上品なアクセントとなる表現を実現しています。
ロゴのサイズや配置についても細部まで検証を重ねました。天面右下から側面へ回り込むようにレイアウトすることで、堀尾氏の柔軟な発想や遊び心をさりげなく表現しています。
中敷きには木目との相性を考慮し、ゴールドを採用。仕切り構造によって複数の商品を同梱できる仕様とし、テリーヌ用の中箱や生チョコ用の平箱へも展開しています。
従来のブルーを基調とした世界観からあえて距離を置きながらも、RESPIRERらしい高級感とクラフト感を継承。素材選定から形状設計、細部のディテールまで丁寧に作り込み、新ラインのブランドアイデンティティを体現する木目パッケージを実現しました。