生物多様性の保全を大切にしているジオパーク活動において、サイトに生息する動植物を明らかにすることは重要と位置づけられています。しかし、調査には多くの労力がかかるため、難しいのが現状です。この課題を克服するため、当協議会では「環境DNA」に焦点をあてた調査を行っています。湯沢市に生息している動植物のほか温泉地にすむ多様な好熱性細菌・古細菌の存在も明らかにしました。
海・川・湖・土などに含まれている生物由来のDNAです。こうした環境中のDNAを網羅的に解析することで、そこに生息する生物の情報を掴むことができます。ここでは、これまでに行った環境DNA調査の結果について、その一部を列挙していきます。
※希少な生物およびその生息地に関する記載はいたしておりません。※天然記念物の指定につき生物採集が禁じられている場所、バリケードによりアクセスできない場所がございます。調査研究をご希望の方は当協議会事務局へご連絡ください。Thermoleptolyngbya sp.
Thermoleptolyngbya sp. O-77 (シアノバクテリア)
Thermosynechococcus sp.
フジウロコゴケ (Chiloscyphus polyanthus (Linnaeus) Corda)
アオハイゴケ (Rhynchostegium riparioides (Hedw.) Cardot)
フジウロコゴケ (Chiloscyphus polyanthus (Linnaeus) Corda)