院内では、歴史を感じさせる石を見ることができます。
院内石とカラミは違う石ですが、いずれもかつての火山活動やカルデラ形成が関わっています。
凹地(カルデラ)が直径6kmに及ぶ大きさで広がっています。
これは約580万〜320万年前 の火山噴火に伴う地下の空洞化と大地の陥没によりできたとされています。
院内石はカルデラ形成時に噴出した火山噴出物が降り積もってできたものです。発泡スチロールのように間隙を多く含むため、酒蔵の壁材といった貯蔵庫にも用いられました。
カラミは院内銀山で採掘された銀鉱石を精錬する過程で生じた残渣です。銀鉱石の成り立ちとしては、マグマに熱せられ水に溶解した銀が、カルデラ由来の断層に沿って上昇し、その際に結晶化してできたとされています。
異人館では、院内銀山の歴史を知ることができます。