通告を聞き取る

聞き取る姿勢

 情報を得るために、通告者を尊重し、通告者が話しやすい姿勢を心がけましょう。そのために、最初から私たちのペースで聞き取ろうと せず、相手の『ペース』に合わせましょう。時折、合いの手のように 通告者が使った言葉を繰り返し、私たちが話を聞いていることを伝え つつ、通告者の話したいことから聞きましょう。勿論、この間、虐待 に関わることは受付票にメモし、聞き取りを開始します。

 この数分から十数分の会話の後に、「それでは、もう少し詳しく教 えてください。」から続く私たちの質問が始まります。

 また、関係機関からの通告であれば、通告者が最も伝えたいことを 一緒に探します。「この電話の後、どんな変化があったら、電話してよ かったと思えますか。」と尋ねるのもいいでしょう。

聞き取り職人mini

どんな通告でも、だいたいこれ1枚で必要なことが聞き取れます。

聞き取り職人mini

聞き取り職人Ⅱ

 虐待の内容によってより詳しく聞き取るには、こちらが役立ちます。

 場面や内容などを23項目に分け、それぞれに応じた質問を紹介します。

 要支援児童の項目も含みます。要支援児童は、虐待ではないので通告に該当せず、機関からの情報提供として受理します。くわしくはページ『要対協の役割』をご覧ください。

はじめの挨拶(以下全てのシートは横スクロールします)

1.子に外傷がある

2.子の食事が不十分

3.気になる泣き声がする

4.子の衣服等が不衛生

5.子が戸外に放置されている

6.保護者がいない

7.子の登校を禁止している

8.子が帰宅を怖がる

9.保護者から性的行為を受けた

10.性的行為に至らない性虐を受けた

11.子の態度がおかしい

12.保護者が不適切な行為をした

13.保護者の精神状態に問題がある

14.保護者が著しく大声を出している

15.薬物/アルコールの問題がある(子の使用を含む)

16.家族間に暴力がある

17.子の首を絞める/刃物などで脅す

18.保護者が叩く

19.不衛生/危険な家

20.ライフラインが止まっている

21.保護者が子の保護を求める

聞き取り終了のガイダンス