建設工業新聞(9月18日号)に「戸田建設ら爆薬装填ロボ開発/山岳トンネル切羽近傍での作業無人化」と題した記事が掲載されました。
戸田建設(株)様・(株)UP設計様・(株)HCI様と爆薬装填ロボット「To-RIGGER」を共同開発しました。
コンピュータジャンボと連携して、削孔時に得た装薬孔の孔口・孔尻の座標データを使用します。
爆薬装填ロボットのブームも、コンピュータジャンボと同じ制御により自動で孔口まで移動します。
ブーム先端に搭載されたAIロボットアームが、装薬孔にアプローチする位置や角度を最終調整して、装薬ホースを自動挿入します。
爆薬装填作業の遠隔化や将来的な自動化が可能となり、作業員の切羽への立ち入り作業がなくなり、安全性が大幅に向上します。
爆薬装填ロボット「To-RIGGER」
建設工業新聞(8月20日号)に「戸田建設/後付けロックボルト施工装置を開発/すべてのドリルジャンボ搭載可能」と題した記事が掲載されました。
ロックボルト専用打設機「Boltec」に搭載されている主要機能をドリルジャンボ用にカスタマイズして、定着材としてケミカルレジンカプセルを孔内に射出できる装置です。
海外製・国産に関わらず、あらゆるドリルジャンボに搭載できるのが最大の特徴です。
今後、販売とリースの両方で市場展開していく予定です。
次弾の開発ステップとして、従来式のモルタル定着材にも適用できるモデルも拡張予定です。
後付けロックボルト施工装置
8月23日、弊社がトンネルジャンボ「RB195」を納車している新伊勢神トンネル(国道153号)にて、中部地方整備局様が主催する見学ツアーが実施されました。
午前・午後に分けて一般の方々30名に向けて、トンネルジャンボ「RB195」や、切羽・インバートコンクリートを見学してもらえました。
トンネル壁面にプロジェクタで投影された工事進捗を見てもらえ、ツアー参加者からは「技術の進歩がすごい」と驚いた様子でした。
新伊勢神トンネルの様子
建設工業新聞(8月20日号)に「戸田建設/後付けロックボルト施工装置を開発/すべてのドリルジャンボ搭載可能」と題した記事が掲載されました。
ロックボルト専用打設機「Boltec」に搭載されている主要機能をドリルジャンボ用にカスタマイズして、定着材としてケミカルレジンカプセルを孔内に射出できる装置です。
海外製・国産に関わらず、あらゆるドリルジャンボに搭載できるのが最大の特徴です。
今後、販売とリースの双方式で市場展開していく予定です。
次弾の開発ステップとして、従来式のモルタル定着材を適用できるモデルも拡張予定です。
後付けロックボルト施工装置
8月5日、弊社がコンピュータジャンボ「XE3C」を納車している釜利谷庄戸トンネル(横浜環状南線)にて、(一社)日本トンネル技術協会様が主催する見学バスツアーが実施されました。
小学校3年生以上の一般の方々25名に向けて、当現場最大の難工事である「低土かぶり区間」「分合流区間」を見学できます。
掘りたての山肌を間近で見られ、コンピュータジャンボの乗車体験や切羽前での記念撮影など、普段は見られないトンネル内部を見られました。
釜利谷庄戸トンネルの様子
建設工業新聞(8月1日号)に「トンネルの日/僧津山トンネル貫通/無事故・無災害で掘削完了」と題した記事が掲載されました。
戸田建設(株)様が施工していた僧津山トンネル(国道192号)には、弊社のコンピュータジャンボ「E2C」が活躍しており、フルオート施工によって高精度・高効率の穿孔能力を発揮しました。
【秋月健一氏(現場所長)コメントより抜粋】
現場運営方針として「作業所内の情報共有化を図り、ムリ・ムダ・ムラを省き、工程の短縮や全工期無事故・無災害で竣工する」との方針を掲げました。
特にトンネル掘削は危険を伴い、災害リスクを減らすために施工の自動化や遠隔化技術による省力化が求められます。
この現場ではフルオートドリルジャンボを導入し、穿孔操作はオペレータによるボタン操作のみで行いました。
建設工業新聞(7月25日号)に「戸田建設/AI活用し爆薬装填ホース自動挿入装置を開発、トンネル発破の安全性向上」と題した記事が掲載されました。
また同日、建設通信新聞(7月25日号)にも「戸田建設/装填を遠隔・自動化、正確な位置検出」と題した同様の記事が掲載されました。
両誌には、弊社が戸田建設(株)様・(株)UP設計コンサルタント様・(株)HCI社と技術協力した「爆薬装填ホースの自動挿入装置」が紹介されています。
7月28日、大成建設(株)様の施工している狩勝第1トンネル(道東自動車道)に、コンピュータジャンボ「XE3C」を納車しました。
今年1月の極寒の中でのドリルジャンボ「RB195」納車とは対照的に、ニュースでも報道されている記録的な猛暑の中での納車となりました。
大成建設(株)様が施工している工事の内、南アルプストンネル、跡田トンネル、鍵掛トンネル、和歌山2号トンネル工事に続いて、本工事が5現場目のコンピュータジャンボ「XE3C」導入となります。
本工事では、弊社も常駐サービス員を配置すると共に、最新シミュレータマシンやトレーニング教育を通じて、コンピュータジャンボの最大有効活用に協力してまいります。
6月28日、鹿島建設(株)様が施工しているハイパーカミオカンデ(東京大学)の工事状況が報道公開されました。
各報道機関および東京大学が公開した「ハイパーカミオカンデ」建設工事に関する映像において、弊社のコンピュータジャンボ「E2C」が活躍している様子が紹介されました。
ハイパーカミオカンデは、次世代大型ニュートリノ観測装置として世界的に注目される先進的なプロジェクトです。
同現場では、延長約1,800mものアクセス坑道をわずか9ヶ月で掘削するなど、極めて高度かつ高速な施工が求められました。
加えて、ドーム天井部における超長尺アンカーボルトの自動施工といった難易度の高い作業にも、コンピュータジャンボ「E2C」が貢献しております。
【櫻井弘毅(弊社代表)コメントより抜粋】
昨年、東京大学から感謝状を授与した難工事がいよいよ大詰めを迎え、日夜対応してくれたメンバーを誇らしく思います。
こうした挑戦的な現場に対応できる高性能・高効率な施工機械の提供を通じて、今後も、社会インフラ整備および科学技術の進展に寄与してまいります。
5月9日~5月15日、弊社のパートナー企業であるEpiroc社(スウェーデン)が、ITA(国際トンネル協会)の主催するWorld Tunnel Congress(国際トンネル会議)に出展しました。
国際トンネル会議は毎年開催され、昨年は深圳(中国)が会場となりました。
今年はストックホルムで開催されるに当たり、Epiroc社もダイヤモンド・パートナーとしてWTC共催に貢献します。
国際会議に併設される見本市でも、Epiroc社の最新技術を展示しました。
さらに、最終日の5月15日には、Epiroc主催の本社工場ツアーやストックホルム地下開発プロジェクトの視察ツアーが開催され、100名超の参加者で賑わいました。
弊社もスウェーデンに足を運び、現地の開発エンジニアと最新技術の情報交換を行なってまいりました。
特に、今後も注目されていくトンネルSDGsに応えるバッテリー技術や、装薬作業を無人化かつコンピュータ管理できる新型装薬機に、大きな期待が寄せられています。
日本で1日でも早く、これらの新技術を導入できるように、弊社も重機運用の知見を高めてまいります。
WTC(国際トンネル会議)案内
4月7日~4月13日、弊社のパートナー企業であるEpiroc社(スウェーデン)が、Bauma建機展(ドイツ)に出展しました。
Bauma建機展は、ConExpo展(アメリカ)・Intermat展(フランス)と並んで、世界3大建機展の1つです。
昨年2024年9月に開催されたMINExpo建機展(アメリカ)は鉱山開発向け最新技術の展覧会でしたが、Bauma建機展は、より土木工事に特化した最新技術が紹介されました。
日本を始め、世界各国から訪欧される多数の来場者に向けて、トンネル重機の最新技術が披露されました。
自動装薬機「Avatel」
ロックボルト装填機「Boltec-ABR」
バッテリー走行重機「MT65SG」「ST18SG」
その他、多数
弊社もドイツに足を運び、現地の開発エンジニアと最新技術の情報交換を行なってきました。
特に、今後も注目されていくトンネルSDGsに応えるバッテリー技術や、装薬作業を無人化かつコンピュータ管理できる新型装薬機に、大きな期待が寄せられています。
日本で1日でも早く、これらの新技術を導入できるように、弊社も重機運用の知見を高めてまいります。
Bauma建機展の様子
4月1日、国道交通省が公募していた「トンネル発破作業の自動化・遠隔化技術」の中間発表に、弊社パートナーであるEpiroc社(スウェーデン)とOrica社(オーストラリア)が共同開発した自動装薬機「Avatel」が選定されました。
自動装薬機「Avatel」は、日本では使用例が極端に少ないバルクエマルジョン爆薬を使用した専用機であったり、日本独自の資格・法令ルールといった課題があります。
日本での導入実現に向けて、今回の中間発表がとても重要な一歩となりました。
昨年7月にも、スウェーデン大使館の後援の下、日本のユーザー様向けに自動装薬機「Avatel」の紹介セミナーを開催しました。
その後、バルクエマルジョン爆薬による試行事例が日本でも成功していて、注目度が大いに高まっています。
3月26日、鹿島・前田・佐藤工業JV様の施工している庄戸トンネル(横浜環状南線)に、弊社のコンピュータジャンボ「XE3C」を納車しました。
1月のコンピュータジャンボ「XE3C」納車に続き、2台目の納車となります。
2022年の工事初期にも、コンピュータジャンボ「XE3C」2台体制で超大型トンネルの施工に携わっており、大断面にリーチの届く唯一の掘削機として活躍していました。
別工区の工期調整を経て、また大断面へのチャレンジがいよいよ本格的に再開されます。
コンピュータジャンボ「XE3C」は、高13.3m × 幅17.4mのブームリーチを誇る世界最大級のジャンボです。
3月17日、前田・大日本・市川・TSUCHIYA JV様が施工している内ケ谷ダム(中部電力)に、弊社のロードホールダンプ「ST2G」とドリルジャンボ「T1D」を納車しました。
内ケ谷ダム(中部電力)は岐阜県郡上市に建設され、放流された水は内ケ谷水力発電所で利用予定です。
完成すれば、最大出力720kWの電力供給が計画されています。
ロードホールダンプ「ST2G」は、Epiroc社のラインナップの中でも最小機のロードホールダンプであり、2㎥(4トン)クラスで小回りの利く機種となります。
ドリルジャンボ「T1D」も、Epiroc社のラインナップの中で最小クラスです。主に貴金属やレアメタル採掘の地下鉱山に利用されてきましたが、発電所や避難トンネルといった狭小エリアの開発に最適な機種となります。
アクセス坑・機材坑といった特別な横坑の工事は、坑道が狭く、重機同士の転回や行き交わしが困難な場合が多いです。「ST2G」「T1D」は小型ながら、十分なパワーと足回りで、今までも原子力発電所やアプローチ坑道で活躍してきました。
1月9日、大成建設(株)様の施工している狩勝第1トンネル(道東自動車道)に、弊社のドリルジャンボ「RB195」を納車しました。
今年8月頃には、コンピュータジャンボ「XE3C」の納車も予定されており、最先端の技術を活用したフルオート削孔の効果が期待されています。
1月20日、鹿島・前田・佐藤工業JV様の施工している庄戸トンネル(横浜環状南線)に、弊社のコンピュータジャンボ「XE3C」を納車しました。
庄戸トンネルは、世界最大級の断面積485㎡にも及ぶ超大型トンネルや最小離隔0.6mの4連近接トンネルを同時に施工している、難工事です。
2022年の工事初期にも、コンピュータジャンボ「XE3C」2台体制で超大型トンネルの施工に携わっており、大断面にリーチの届く唯一の掘削機として活躍していました。
別工区の工期調整を経て、また大断面へのチャレンジが再開されます。
コンピュータジャンボ「XE3C」は、高13.3m × 幅17.4mのブームリーチを誇る世界最大級のジャンボです。
【櫻井弘毅(弊社代表)新年挨拶より抜粋】
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年末に、弊社創業者でありました大竹芳明氏が亡くなられました。
ここに、生前のご厚誼に深謝し謹んでお知らせ申し上げます。
お世話になりました皆様にはすぐにでもお知らせすべきところ、ご通知が遅れました事を深くお詫び申し上げます。
2024年は国際情勢が非常に不安定で、海外からの輸入機械を取り扱っている弊社にも少なからず影響がありました。
その他、政治・経済・芸能いずれのニュースも、波瀾の多い一年でした。
私感ですが、SNSやアプリに頼った安易なコミュニケーション手法に流されてしまい、心と心、体と体でのぶつかり合いが失われつつあるのでは… と危惧しております。
私の就任時、社訓として以下を掲げました。
挨拶の励行
報告・連絡・相談の徹底
コミュニケーション力の発揮
科学精神
お客様・社員同士に関わらず良好な意思疎通ができるよう、社員一同いま一度、コミュニケーション力の発揮に注力していきたいと思います。
今年は巳年です。
ヘビは、伸びきったままでは獲物を狙えません。
とぐろを巻き、周囲への目配り・気配りを絶やさずに、安全と成長を両立させてまいりましょう。