加曽利E式土器は、縄文時代中期後半に関東西部で成立し、関東全域から中部地方に分布する。
※多摩ニュータウン地域の加曽利E式と曽利式は要素が混ざっていて区別が難しいものも多い。
加曽利E式土器の分布
61号住居跡出土
加曽利E式は、大木式の模様構成に勝坂式の要素を取り入れて成立したと考えられている。
模様は勝坂式に較べ簡素で、隆帯の上に刻みをつける意識は薄い。
52号住居跡出土
口縁部は平らなものが多くなり、長方形の区画文と渦巻文からなる文様構成が確立する。
185号住居跡出土
ある区画の模様を磨り消す「磨り消し文」が登場する。
168号住居(敷石住居)跡出土
胴部のくびれを境に模様を上下に分ける。
磨り消しではなく、無文部分を避けて縄文を充填する。
曽利式土器は、勝坂式を母体として成立したと考えられている。
加曽利E式に並行して山梨県甲府盆地域を中心にして八ヶ岳南麓から富士川下流域、伊豆地方、西関東に分布する。
※多摩ニュータウン地域の加曽利E式と曽利式は要素が混ざっていて区別が難しいものも多い。
曽利系土器の分布
96号住居跡出土
口縁部には模様がなく、頸部には蛇行する隆帯。
胴部には懸垂文。
94号住居跡出土
口縁部は粘土紐を貼り付けた弧線で、一端が渦巻状となる一群。
77号住居跡出土
45号住居(敷石住居)跡出土
頸部のくびれがほとんど見られない。
胴部は沈線で縦長に区画される。
加曽利E式と曽利式の分布圏、特に相模野台地・多摩丘陵・武蔵野台地で多数出土する。
連弧文
文字通り、弧線を連ねたような文様が口縁部や胴部に沈線で施される。94号住居跡出土
72号住居跡出土