ここでは、私の研究に興味を持ったり、私と一緒に研究してみたいと(少しでも)思ってくれたりした学生の皆さんに向けて、私が思っていることを書いています。
基本的に、私は放任主義です。週に1回1時間のミーティングをしますが、それ以外は各自のペースで自由に研究を進めてもらいます。コアタイムや定期的な輪講・ゼミもありません。研究の専門的な内容はもちろん大切ですが、それ以上に、研究を通して「考え方」や「学び方」を身につけてほしいと考えています。
私は、データが持つ特徴をどのように捉え、どのように調べるかを考えたり、新しい方法を作ったりすることが好きです。子供のような好奇心にあふれた「やんちゃ」な研究をしたいと思っています。人と違う考え方からは人と違うものが生まれ、新しい考え方からは新しいものが生まれると考えています。私が目指しているのは、誰も気づいていないドアを見つけ、それを開けるような研究です。
小さなアイデアを試すにしても、簡単なプログラムを1つ作るにしても、実際に自分の手で取り組んでほしいと思っています。うまくいっても、うまくいかなくても、その経験は「肌感覚」として残ります。少し変な言い方かもしれませんが、直感が働くようになるのです。つまり、問題の重要な点や違和感に自然と注意が向くようになります。頭の中にどれだけ情報を詰め込んでも、肌感覚を伴わないものは単なる知識にとどまり、その意味を実感することはできません。そうした知識は脆いものです。一方で、肌感覚を伴って得られた経験は、理解を内側から支え、問題の本質や違和感を直感的に見抜く力になります。そして、状況が変わっても応用が利き、自分の判断を支える確かな基盤となります。一見無駄に思えることでも、何度も取り組んだり、失敗を重ねたりする中で見えてくるものがあります。
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