海外オークションについて
古代コインを収集していると、日本国内ではどうしても出会えないコインが数多く存在します。
そうしたときに頼りになるのが、海外のコインオークションです。
しかし海外オークションには、
言語の壁
予算の壁
真贋の壁
など、いくつものハードルがあります。
それでも、その壁を越えた先には、国内では出会えない希少なコインや、思いがけない収穫との出会いがあります。
今回は、そんな海外オークションの世界について少し紹介したいと思います。
海外オークションの魅力
例えば、スッラやマリウスなどの共和政ローマのコイン、あるいは西ローマ帝国末期の皇帝のコインなどは、日本国内ではなかなか見かけることがありません。
また、古代コイン界の象徴ともいえる「EID MAR デナリウス」のようなコインは、海外でもオークションに出品されること自体が非常に稀です。
私自身、実際に出品されているのを見たことはありません。
コレクターにとっては、まさに永遠の夢のコインと言えるでしょう。
もっとも、もし出品されたとしても数千万円クラスになるため、私には到底手が届きませんが…。
しかし、こうした夢のコイン以外にも、高嶺の花といえるコインは数多く存在します。
例えば
シラクサのデカドラクマ
古代ギリシャ芸術の最高傑作とも言われる美しい大型銀貨
ゴルディアヌス1世・2世の銀貨
在位期間が非常に短いため、滅多に市場に出てきません。
これらは一枚が非常に高額になるため、収集するのも簡単ではありません。
(ちなみに私は持っていません)
また、ローマ史でも有名な「四皇帝の年」に関係する皇帝のコインも、状態が良いものはかなり高額になります。
こうしたコインの出品を実際に目にできるのも、海外オークションの醍醐味の一つです。
私が利用している海外オークション会社
現在、私が登録して利用しているオークション会社をいくつか紹介します。
なお、真贋保証の内容は各社によって異なるため、利用前には必ず確認することをおすすめします。
Aphrodite Art Coins
Artemide Aste
Astarte
Aureo & Calicó
Concordia Numismatic
Eid Mar Auctions
Gorny & Mosch
Heritage Auctions
Leu Numismatik
Lipsia Numismatics
Maison Gadoury
MDC Monaco
Münzzentrum Rheinland
Naville Numismatics
Numismatik Naumann
Savoca Coins
Teutoburger Münzauktion
The Coin Cabinet
Tiber Numismatics
TimeLine Auctions
オークション会社はまだまだ多く存在しますが、登録だけでもかなり大変なので、現在はこのあたりを中心に利用しています。
特に私がよく利用しているのは
Leu Numismatik
The Coin Cabinet
Aureo & Calicó
TimeLine Auctions
などです。
また MDC Monaco は発送が非常に早く、対応も良いため個人的にはおすすめです。
やはり真正保証が明確な会社を選ぶことが安心につながります。
実際に参加してみる
海外オークションの醍醐味は、やはり実際に参加してみることだと思います。
人気のコインは価格が大きく跳ね上がることも珍しくありません。
例えば、「200ユーロまで」と考えていたコインが、ライブ入札では一気に500ユーロを超えることもあります。
世界中のコレクターやディーラーが競り合うため、「あと一歩で届かない」という経験も何度もあります。
しかもライブオークションの時間は日本では深夜になることが多く、事前入札でわずか5ユーロ差で負けてしまうこともあります。
しかし、この悔しさもまたコイン収集の楽しみの一つです。
負けを経験することで「自分が本当に欲しいコインは何なのか」が見えてきて、コレクションの方向性がよりはっきりしてきます。
ただし、熱くなりすぎて予算オーバーしないように注意しましょう。
チャンスは必ずまた巡ってきます。
気長に待つことも大切です。
コレクションはゆっくり成長する
私は現在、これから集めたいコインをリストにして、少しずつ集めています。
おそらくすべてのコインを揃えることは、生きているうちにできないかもしれません。
それでも、自分と一緒にコレクションも少しずつ成長していくのが楽しいと感じています。
ちなみに、私のコインの一部はメルカリにも出品しています。
自分のコレクションなので積極的に売りたいわけではありませんが、もし売れた場合はまた同じコインを探して買うのも楽しいものです。
古代コインは一枚一枚が異なる表情を持っています。
同じ種類のコインでも、別の個体に出会う楽しみがあるのです。
TKC COIN COLLECTION