私は古代ローマと地中海世界のコインを、趣味として少しずつ集めている個人コレクターです。
ローマ史に興味を持ったきっかけは、ユリウス・カエサルの『ガリア戦記』を読んだことでした。
そこからローマ史の本を読むようになり、塩野七生氏の著作などを通してローマという文明の魅力に強く惹かれるようになりました。
さらにタキトゥスやヨセフス、キケロなどの史料にも触れる中で、「当時の世界に実際に触れてみたい」と思うようになり、古代コインを集めるようになりました。
私が最初に手に入れた古代コインは、ユリウス・カエサルのデナリウスでした。
トーガを纏ったカエサルの肖像と、「DICT PERPETVO(終身独裁官)」の銘文が刻まれたコインです。
このコインが鋳造された紀元前44年は、カエサルが暗殺された年でもあります。
ローマ史の大きな転換点となった時代に実際に流通していた一枚の銀貨を手にしたとき、古代の歴史が急に身近なものに感じられました。
それが、私の古代コイン収集の始まりでした。
もちろん個人の趣味なので、予算にも限りがあり、欲しいコインがすぐに手に入るわけではありません。
海外オークションで競り負けることも多く、時間をかけて少しずつコレクションを増やしています。
このサイトでは、私が集めているコインとともに、その背景にあるローマ史や地中海世界の歴史についても紹介しています。
小さなコインの世界から、古代ローマの歴史の流れを感じていただければ嬉しく思います。
コインは私たちに歴史を語りかけている
Nummi historiam nobis narrant.
TKC COIN COLLECTION