宇宙箱舟的コネタ

地球の将来

今の地球は間氷期といって、氷河期の中でも比較的暖かい時代です。歴史的には数万年ごとにとても寒い氷期と間氷期を繰り返していますし、恐竜が栄えていた頃のように、今よりずっと暖かい時代もいつかやってくるでしょう。また大陸の形も1億年ほどたてば大きく変わりますから、環境も生態系も大きく変化します。そして、約60億年後には太陽が寿命を迎え、大きく膨らんで赤色巨星という星になります。この時、地球は膨らんだ太陽に飲み込まれてしまうか、溶けて無くなってしまいます。

(『宇宙箱舟ワークショップブック』(2011年3月発行)より転載)

人間が住める星って他にもある?

太陽系内の他の星に引っ越しするとしたら、一番可能性が高いのは火星です。ただし、火星も太陽が寿命を迎えれば住めなくなってしまいます。太陽以外の恒星にも惑星は発見されていて、中には地球に近い惑星も見つかりだしています。ただ、他の恒星系は一番近いものでも数光年以上遠くにあり、行くのはそう簡単ではありません。

(『宇宙箱舟ワークショップブック』(2011年3月発行)より転載)

地球以外の星に生き物っている?

今のところ地球以外の生命の証拠は見つかっていません。そもそも生物とはなんでしょうか? 地球で最初に生まれた生物は、酸素が大嫌いな微生物だったと言われています。彼らにとって今の地球は住みにくい世界です。このように何が「いい環境」かは、生物によって変わります。地球の生物ですらこうなのですから、宇宙の生物がもしいたとしても、私たちには思いもかけない姿形をしているかもしれません。

(『宇宙箱舟ワークショップブック』(2011年3月発行)より転載)