活用事例3:中学生向け総合的な学習の時間での実施

相模原市立鵜野森中学校、総合的な学習の時間「理想の社会って何だろう?」において教材が活用された事例

開催概要

実施日:2020年1月30日(木曜日)

時間:13時30分から15時00分(90分)

参加者:中学1年生 139人

全体進行:野村健太(JAXA宇宙教育センター)

支援・声かけ:相模原市立鵜野森中学校の教員

進行プラン

活用事例3の進行プラン
Worksheet_Case3.pdf

使用したワークシート

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工夫したポイント

  1. 「導入」部分で、実際にある計画(アルテミス計画)のことや太陽が爆発すること、地球の環境がこのままではもたないことを紹介してから、ワークショップに入ることでリアリティが生まれるようにした。
  2. 「好きな生き物を1種類選んでから惑星を移住する」と伝えることで、好きな生き物だけではうまくいかないという食物連鎖の考えをもてるようにした。
  3. 人やSDGsの観点、これからの学校生活を考えさせることで、未来の話ではなく今から自分がどうしていくかと自分事として考え、行動できるようにした。

参加者の反応(担当教諭より)

中学校1年生には難しい部分もあるかもしれませんが、それぞれが自分のレベルで生物を選んだり、「人」を選んだりできるので、時間を持て余す生徒は少なかったように思います。

SDGsや未来を自分事としてとらえて、リアルな将来として考えるキャリア教育としても、とても有効的な活動ではないかと思います。

宇宙から自分を俯瞰する、まさに宇宙教育の目的を達成する素材に良いと思います。

最後のまとめの時間をもっととれるとさらに効果があったのではと感じました。

参加者がまとめた模造紙の例