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「名脇役づくりによる六次化モデル」の構想図
「名脇役づくり」で地域の魅力を引き出す
新たな物産提案と循環型モデルの実現に向けて
:地域資源を活かした観光・物産振興について(R7.12月議会一般質問)
はじめに
伊達鶏は素晴らしい主役です。しかし、主役だけでは、その魅力を十分に伝えきれないのではないでしょうか。
料理に例えるなら、どんなに良い食材も、それを引き立てる調味料や付け合わせがあってこそ、真の美味しさが際立ちます。これは私の実体験からの提案です。
本提案では、以下の三段階を示しています。
花を楽しむ観光
伊達鶏につぶつぶマスタードを合わせた主役の創出
物産化
つまり、農産物の生産から加工、販売・観光へと繋がる、伊達市ならではの循環型モデルです。
重要なのは「脇役が主役を引き立てる」という視点です。
例えば、伊達鶏に合わせる特製のつぶつぶマスタードを開発することで、単なる地鶏料理ではなく**「伊達でしか味わえない特別な食体験」**が生まれます。
お客様の体験ストーリー
観光客が伊達鶏のローストを食べる際、「これには伊達特製のつぶつぶマスタードを付けるのが地元流ですよ」という提案を受ける
その味わいに感動し、「この美味しいマスタードを家でも使いたい」と思う
物産品として商品化されたマスタードをお土産に購入していく
このような循環が生まれるのです。
さらに、このマスタードの原料となる菜の花やからし菜を、余った土地を活用して栽培します。
U-プレイスの隣にある土地(阿武隈急行からも見える場所)
桃の里マラソンのコース近く
黄色い花畑が観光資源にもなり、余った土地の活用、六次化、観光、物産という複数の要素が組み合わさった循環型モデルが実現します。
民間の役割:商品開発や販路開拓が中心
行政の役割:
原料生産の支援
商品開発の補助
PR活動
観光施策との連携
行政の後押しがあってこそ、このモデルは実現できると考えます。
このモデルは、伊達鶏に限ったものではありません。
伊達市には他にも魅力的な農産物や特産品があります。それぞれの主役に対して、どのような名脇役を用意できるのか。新たな組み合わせによって、どのような物語が生まれるのか。
こうした発想での取り組みが、これからの観光と物産振興の鍵となります。