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ブレーカーボックスを開き
『ギャングソーメインスイッチ』『投入側テーブルリフター』
『駆動コロコン』『積取側テーブルリフター』『蛍光灯』
『ギャングソー』のブレーカーをONにする。
機械右側にあるロープを下に引くと集塵ダクトを操作できます。
ダイヤルゲージが0に合っているか確認する。
合っていない場合は、ダイヤルゲージの枠を回転させ針と零点を合わせる。
押さえ板昇降ハンドルのロックを解除し、昇降ハンドルを操作し、高さ目盛りを見ながら押さえ板を0mmまで下降する。
刃物昇降ハンドルのロックを解除し、刃物を赤いラインまで上昇させる
ギャングソーの蓋を開け、メガネレンチで軸受けを外す。
外した軸受けは投入口に置く。
(取り付けを忘れたまま、材料を投入できないようにする為の安全策です)
端材用として奥(通路側)に25mmの間座を入れ、刃物を入れる。
鋸チップの向きは左側。
製品寸法に+1mm足した間座を入れる。
例:100mmの製品を取る場合の間座は101mm
必要個数、間座をセットしたらダブルナットを締め、軸受けをセットする。
ダブルナットと軸受けが密着するように、間座を調節すること。
ギャングソーの蓋を閉め、刃物と押さえ板の調節を行う。
ここからの作業は、一人作業厳禁。
必ず二人一組で行う事。
①丸鋸とキャタピラを起動する。
尚、キャタピラは刃物回転数が安定するまでは起動できないので、暫く待ってから起動してください。
押さえ板のロックが解除されている事を確認後、昇降ハンドルを使用し、カットする原板よりもー1mmの高さに目盛りを合わせる。
設定した目盛りは必ず二名で確認する事。設定ミスは重大事故に繋がります。
設定が終わったら、押さえ板ロックレバーを操作し、ロックする。
③刃物高の調整を行う。
鋸刃とキャタピラが接触すると火花が発生し、火事になる恐れあり!
必ず二名で行うこと、一人作業禁止!
機械操作担当者はゆっくりと刃物を下降し
もう一人はキャタピラと鋸刃が接触しないように、ライトを照らしながら安全確認をし、機械担当者にハンドサインで誘導を行うこと。
鋸昇降ハンドルのロックが解除されている事を確認し、鋸をダイヤルゲージのゼロ点までゆっくり下降する。
刃物高の設定が完了したら、レバーをロックして設定完了。
レベルゲージの0地点に針を合わせた様子
取り出し側コロコン下部にスイッチと非常停止ボタンがあります。
取り出し側コロコンスイッチと、非常停止ボタン
・要注意事項等
2018/10/4 材料反発事故発生。
発生原因①
押さえ板の設定が原板より+3mmになっており、押さえが甘かった。
発生原因②
反発防止爪が摩耗しており、機能していなかった。
対策⇒押さえ板の設定目盛りは必ず二名で確認すること。
日常点検にて反発防止爪の点検を行うこと。
・よくあるトラブル
「刃物とキャタピラが接触して火花が出た!」
⇒すぐに機械を非常停止し、上長に報告と集塵機の停止を行ってください。
集塵機の火花検知器が作動していない場合でも、フレコンに放水を行ってください。安全が確認されるまで、上長の指示に従い機械を作動させないこと。
「機械が起動しない!」
⇒ブレーカーはオンになっていますか?
取り出し側と投入側の非常停止ボタンがオンになっている可能性があります。