リケンレジン1缶に対して、水を2缶。(リケンレジン:水=1:2)
1500枚加工でリケンレジン2~3缶程度使用します。
リケンレジン一缶に対して水を二缶、調合用ドラム缶に入れる。
移送ポンプを使い、薬剤を調合用ドラム缶から薬剤タンクに移す。
調合用ドラム缶の後方に設置された移送ポンプ
コックをひねると、薬剤の移送が開始される。
①ブレーカーをオンにする。
②テフロン(堰板)をセットする。(片面塗布の場合は不要)
流し台テフロン置き場。
ロールの両端にセットする。
テフロン押さえレバー位置
押さえレバーを押圧側にひねる。
③ロール高を調整する。
高さ目盛りを見ながら調節ハンドルを使用し、投入する原板厚より-2mmの高さに設定する。
④機械を上昇する。
本体窓側の操作盤
テーブルリフター上昇ボタンを押し、機械を上昇させる。
作業時、投入された原板が取り出し側のラックに激突する可能性がある為、
作業開始前に必ずラックの位置を確認すること!
①受け皿にキャッチャー液を溜める。
使用する原板と同じ厚みの試験片を使用して試験を行う。
練り合わせ、キャッチャー用試験片置き場。
①加工する製品と同じ厚みの試験片(300x600寸)を用意し、計量器で重量を量る。
②操作盤右側の「風」ボタンを押す⇒試験片の重量が差し引かれ、ゼロ表示になる。
※試験片重量が1499gを超える場合は風袋引き機能が使えません。
原板重量を記録しておき、塗布後の重量から原板重量を差し引いて塗布量計算してください。
③スプレッダーに試験片を通し、キャッチャー液を塗布する。
④再度、重量計に乗せることで、塗布量が何グラムか測定できる。
・各バルブの役割について
バルブ1
スプレッダー本体に送るFC液の量を調節します。
使用量に応じて飛び散らない範囲で調節してください。
バルブ2
FC液を屋外に排出します。常時閉じておくこと。
バルブ3
薬剤タンクから吸い上げた液を、再度薬剤タンクに戻すバルブ。
網を設置し濾過する為に、少し開けておくこと。
バルブ4
薬剤タンクからの流量を調節するバルブ。常時解放。
残ったキャッチャー液は廃液処理を行うため、練り合わせの流し台に廃棄してください。
・要注意事項等
投入作業時、斜めに投入すると積取り側のラックに激突する等の危険性があります。必ず定規に押し当てて投入すること!
スプレッダーは見た目の回転速度が遅いので
一見すると安全そうに見えるのですが、非常にトルクがあり、一度巻き込まれたら抜け出すことは不可能です。
スプレッダーに異常があった場合や清掃時など、ローラーに近付く際は必ずローラーを停止すること!
よくある質問
「キャッチャー液が出ない!」
①薬剤タンクに液が入っているか確認してください。
②モーター作動音がしない場合は二か所ある『ポンプ』スイッチが両方オフになっている可能性があります。
二つのスイッチがオンになっている時のみ、ポンプが作動するので、一つはオンにしたままにしてください。
モーターの作動音がしている場合は、各バルブを点検してください。
バルブ1⇒開
バルブ2⇒閉
バルブ3が開き過ぎていないか確認してください。