2026年9月20日,一橋大学千代田キャンパスで開催された国際人道法刑事法研究会にお招きいただき,「[事例研究]ICC検察官の解任に関する締約国会議決定(ICC-ASP/S-2/Dec.1,2026年7月24日):国際公務員法の観点から」と題する報告を行いました。
本報告では,国際刑事裁判所(ICC)の検察官の解任をめぐる法的問題を,国際公務員法の観点から検討しました。国際労働機関行政裁判所(ILOAT)の判例を参照しながら,外部調査の権限,重大な不当行為の認定,専門家の評価と異なる判断を示す際の理由提示,本人の防御の機会などを整理し,司法的救済の可能性も論じました。
この検討を通じて,政治的側面を持つ解任決定にどのような法的統制が及ぶかを明らかにし,検察官の不当行為に対する責任追及と,その独立性の保障を両立させるための視点を提示することを目指しています。
報告情報:
佐々木絃「[事例研究]ICC検察官の解任に関する締約国会議決定(ICC-ASP/S-2/Dec.1,2026年7月24日):国際公務員法の観点から」国際人道法刑事法研究会,一橋大学千代田キャンパス,2026年9月20日〔招待報告〕。