2026年9月9日,母校・北海道大学の北大国際法研究会にお招きいただき,博士論文「現代国際法における戦争賠償の原則——その形成・実現・限界をめぐって——」について,オンラインで報告を行いました。
本報告では,戦争賠償に適用される完全賠償原則を,その歴史的形成,制度を通じた実現,適用に伴う限界という三つの観点から検討しました。国際裁判や個人による救済請求,国際社会による履行確保に加え,証拠不足による過少賠償や,責任国の国民生活を脅かす破壊的な金銭賠償の問題を取り上げました。
本研究を通じて,戦争による被害の回復と,戦後の平和の維持を支える国際法の役割を明らかにすることを目指しています。博士論文の内容をご紹介する機会をいただきましたことに,心より感謝申し上げます。
【報告情報】
佐々木絃「現代国際法における戦争賠償の原則——その形成・実現・限界をめぐって——」北大国際法研究会,オンライン,2026年9月9日〔招待報告〕。