六所神社下宮から少し80mほど進んで橋を渡り、右手に進んで広場の端に水を湛えた太刀洗の井戸があります。この井戸については言い伝えがあり、東宮口班の浦野鏡子さんによれば「藤丸籠に乗った罪人が川の道を通って宮の向で首を切られる。その刀を洗った井戸です。血の付いた刀を手元から下に向かって水をかけて地の利を洗い落としていく。ぞっとします。私は祖父からこのように言われてきました。」
井戸には石で出来た人の首らしきものが上に乗っています。
そのようなおどろおどろしい言い伝えのある場所ですが、井戸は澄んだ水を湛え、周囲は木々が鬱蒼と伸びていて静かで落ち着いた場所です。
「六所山と六所神社」を参考