c.語順(旧)

柳霞の語順は日本語とほぼ同様で、動詞が文末に来るSOVを基本となります。修飾語は被修飾語に前置されます。

主語「名詞」+目的語「助詞」+(心意詞)+動詞-接尾語。

例文)Xa yu konse ro ahana nokî-xema. (私は幸せを祈りたい。)

Xa:私

yu:~は

konse:幸せ

ro:~を

ahana:(欲求を表す心意詞)

nokî:祈る(動詞語幹)

-xema:能動態一般相現在時制願望法(動詞接尾辞)

※本来は-retexemaですが、使用頻度が高い表現のため省略した形で掲載しています。これに関しては「動詞」の項で紹介します。

上のような語順が、一般的なものです。しかし、日本語がそうであるように、柳霞も語順に関してはさほど厳しくないです。

例えば、主語「名詞」となっていますが、必ずしも名詞1語のみで主語を表さなければいけない訳ではないです。

ですから、「幸せを祈りたい人が(は)」を主語にすることも可能です。

では、語順の規則が緩いからと言って、何でも許されるかと言えばそんなことはありません。

文によっては使わない品詞もありますが、絶対に守らなければならない語順は以下の通りです。

1.

2.

形容詞・形容動詞+名詞(ただし、形容詞・形容動詞が修飾する名詞が主語にならない場合はこの限りではない。)

例)Xa yu hyuu-mi.(私は悲しい。)

心意詞+動詞-接尾語(心意詞は原則として用いる。)