六甲学院山岳会(山岳部OB会)の2025年度総会・懇親会を10月25~26日に開催しました。参加者は13期から34期までの21名。
今年は故阪上秀太郎先生(オッサン、1期)の生誕100年に当たり、記念イベントとして、7年ぶりに宿を共にしながら語り合う場としました。
25日は、長峰墓地に眠るオッサンの墓前で祈りを捧げました。厳粛かつ温かな司式は、15期山岳部OBの谷口幸紀神父様(カトリック神戸中央教会)。谷口神父様は、司祭になる志を早くに立てられていましたが、実社会での経験を経てからという考えのもと、50歳にして大変な苦労の末、神父になられました。一番若い出席者は「まだ66歳」。何歳であろうが夢は実現できるという示唆に、背筋が伸びる思いでした。
席を「しあわせの村」に移して、バーベキュー。あいにく、かなりの雨となりましたが、さすがは山岳部。新聞紙1枚で火を熾す、薪が濡れていても飯盒飯を炊き上げるという厳しい修練を継承する火熾し奉行に事欠かず、さあ肉を焼くぞ、という段階で塩村会長の挨拶。
「『すべてのものは過ぎ去り そして消えて行く』という武宮初代校長の教えにより、死を考えることができたのは六甲生活の財産の一つだ」と指摘。だからこそ、縁あって集まった者同士、今この時を大いに楽しもうではないか、と盃を上げました。
バーベキューの片付けは、日が暮れて真っ暗な中での雨中作業でしたが、これも昔取った杵柄。淡々と、手早く、かつ徹底的に済ませました。
そのまま宿泊した者は、ジャングル温泉で汗を流し、2次会で夜の更けるのを忘れました。
オッサンの生誕100年行事の締めとして、部報「たきび」特別号の発刊を来年初め頃に予定しています。山岳会のウェブサイトにアップするほか、六甲学院、伯友会等にも冊子版を寄贈予定です。なお、1968年~69年にかけオッサン達六甲隊が実施した『パタゴニア氷床横断』(オッサン著)を伯友会事務所に寄贈済み、所内で閲覧可能です。
(文責 34 期 佐藤俊介)
墓前で祈りを捧げる塩村会長
前列左から:15谷口、34佐藤、26山田、23前川、30紀
中列左から:22岩田、23佐伯、25前田
後列左から:34藤原、29矢野、33竹田、24佐伯、23田中、21春木、21吉井、30塩村、30村田、28中家、26小根田(数字は期)
バーベキューを楽しむ
左から:23佐伯、前川、28中家、23田中、22岩田、13三池
前列左から:21吉井、30紀
後列左から:21春木、34藤原、30清水、25前田、24佐伯