塩村新会長就任および会則改訂について
六甲学院山岳会の本年度総会(10月31日開催)は、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、昨年同様、屋内での会合を自粛。毎年欠かさず行っている阪上秀太郎先生(2002年12月3日帰天)の長峰墓地のみ実施しました(写真)。
その際、森川列会長から会長職を引きたいとのご意向が示されました。これを受け、墓参参加者11名で協議した結果、30期塩村仁氏を次期会長として推すことで合意しました。会員の皆様に本件へのご同意をお願いしたく、11月4日付けのメール/郵便でご連絡を差し上げましたが、期日までにどなたからもご異論はありませんでした。
以上により、11月14日をもって、塩村新会長が就任されました。
塩村新会長の就任ご挨拶は、次のとおりです。
『このたび会長に選ばれた30期の塩村仁(じん)です。東京在住ですし、山の経験も大したことがないし、おまけに高校時代最後の春山合宿を僕の不祥事で中止にさせた前科があるしで、荷が重いと感じました。しかし、山岳会の活動をいつもお世話してくださる小根田さん(26期)と佐藤さん(34期)からの要請は断りにくく、快活笑って困難にあたる、と思い切ってお受けすることにしました。小根田さんからは「おまえは、忖度せずに決断することができるから適任だ」と、わかったようなわからないような要請でした。
六甲学院の教育で学んだ大きなことは、全てのものは過ぎ去り消えていくという事実。山岳会も例外ではありません。僕の会長としての大きな使命は、おそらく山岳会の終わりを決断することにあるだろうと想像しています。なるべく先になることを望んでいますが、いつかはその日が来ることでしょう。その際には、過ぎ去り消え去っていくものの奥にある永遠なるもののことを、みなさんと一緒に、静かに考えたいと願っています』
会長交代を機に会則を見直し、会の人員や規模、実際の活動内容に即したものにしました。役員には会計として(28期 中家一郎氏)、世話人として総会担当(34期佐藤)、同IT担当(34期藤原浩司氏)等を置くこととしました。改訂後の会則は、以下のとおりです。
六甲学院山岳会会則
第1章 総 則
第1条 本会は六甲学院山岳会と称する。
第2条 本会は山岳趣味を中心とする会員相互の親睦を計ることを目的とする。
第3条 本会の事務所は六甲伯友会事務所内に置く。
第2章 組 織
第4条 本会は本会の趣旨に賛同する六甲学院山岳部OBとそれに準ずる者を以って組織する。
第5条 会員2名以上の推薦があれば、前条の規定に関わらず会員となる事が出来る。
第6条 本会は適宜総会を開き、第2条の目的達成に必要な重要事項を協議し、出席会員の3分の2以上の賛同を得て決定する。
第7条 本会には下記の役員を置く。
1 会 長 1名
2 会 計 1名
3 世 話 人 総会担当、IT担当
なお、会長の指名を受けて新たな役割を担当する世話人を置くことができる。
第3章 会 計
第10条 本会の費用は当面、会費を徴収せず寄付金をもって運営する。
第11条 本会会計事務は会計担当役員が行い総会で報告をする。
第12条 本会会計年度は4月1日より翌年3月31日までとする。
付 則
・1954年9月26日制定の六甲学院山岳会規約を改め、六甲学院山岳会会則を新しく制定し、2003年1月25日より施行する。
・2021年11月14日の会長交代に伴い、組織面を中心に全体を見直し、同日施行した。
墓参出席者:後列左から29矢野、34佐藤、33竹田、34藤原、32三浦、25前田、16北村、19五百旗頭、15中村、8森川、18名村、26山田、前列左から24佐伯、28中家、26小根田、18八代(数字は期)
以上