2013/07/21
7月16日(火)いよいよ古民家の解体作業が始まりました。
先ずは瓦屋さんが屋根から瓦を一つ一つ丁寧に手で下してゆきます。
解体の途中、屋根をよく見ると垂木の上に竹、竹の上に葺き土、葺き土の上に瓦が置かれ、昔ながらの瓦葺きの構造がよくわかります。
垂木も丸太のままです。拭かれている手作りの赤瓦は、現在では手に入りにくい貴重な瓦です。
シーサーも気を付けて下します。
使えない瓦・使える瓦を選別し漆喰を落とします。
その作業は3日続き、丸瓦は1,000枚、平瓦は2,500枚取れました。
7月19日(金)から建物の解体作業に取り掛かります。
古民家を分解して再利用できそうな材木を一本一本丁寧に取っていきます。
材木が黒く見えるのはススがついているからです。このススが木材の防腐防虫と強度に貢献します。
解体した木材を見てもらいシロアリの被害がなく、まだ使える材木を再利用します。「使えるものは使いたい、捨ててしまうのはもったいないから」古材を再利用します。
更に古材には良い点があります。昔の材木の方が質が良い。製材したばかりの材木より強度が増している。昔は煮炊きにカマドを使っていました。このカマドから出る煙によって材木が燻され、材木についたススが更に材木を固くさせ、防虫効果を生み出します。先人の賢い知恵なのです。建築から50年以上経っても使える材木があります。しかし、この空家は、長い間風雨にさらされいるので腐っている材木もたくさんあります。
分解していくと、この時代の木造建築の特徴がよくわかります。釘を一本も使わず組んで建てられています、その証拠となるホゾ。
釘を一本も使わず組んで建てられています、その証拠となるホゾ。
土台となる石の上に柱が乗っています。
束石と柱は固定されていません、台風対策の為です。
ほぼ1日で解体作業は終了しました。