惑星システム研究室への入り方

以下の2通りの方法があります.


2は神戸大学の内部生に限定されますが, 1の方法では神戸大学外からの入学も歓迎致します.

研究室への所属をご希望の場合は事前に黒澤までご連絡を頂けますようお願い致します.

大学院入試の公式の募集要項はこちらをご覧ください.

学生の皆様へ

惑星科学, 宇宙生物学は複合応用科学です. 天体衝突現象だけをみても力学, 弾性体力学, 材料力学, 破壊力学, 流体力学, 熱力学, 統計力学, プラズマ物理学, 物性物理学, 化学など様々な視点から探究できます. 俗な言い方になりますが, どれだけ物知りであるか? どれだけ勉強しているか? 武器になる分野であるといえます. 当研究室に所属する時点での地球惑星科学, 宇宙生物学についての知識の多寡は問いませんが, 自然科学全般に興味を持って積極的に知識を取り入れ, それを有機的に結びつけ実践していく意欲のある学生のみなさんを歓迎します. 


考えられる卒業研究テーマの例はこちらのページの下部をご参照ください.

2024年度の活動予定

以下に今年度(2024年度)にすでに決まっている主だった予定を挙げておきます. 研究室選びの参考になれば幸いです. 

2024年5月26日-31日: 地球惑星科学連合大会 於 幕張メッセ

2024年9月18日-20日: 日本地球化学会 於 金沢大学 (※1)

2024年9月24日-26日: 日本惑星科学会 於 九州大学 (※1)

2024年10月: Hera打ち上げ! (※2)

2024年10–12月のどこか(?) 第20回衝突研究会 (日時, 場所未定)

2025年3月: Lunar and Planetary Science Conference at Houston, USA (※3)


その他, JAXA宇宙科学研究所への出張実験を予定しています.


1 日程が近いのでどちらか片方のみの参加になるかと思います...

2 現地での打ち上げ見学は難しいので, オンラインで見守ります...

3 当研究室の研究分野では世界最大の国際会議です. 普段論文で名前を目にするような研究者が一同に介するお祭りです.

おすすめ参考図書

当研究室に所属する時点での地球惑星科学, 宇宙生物学についての知識の多寡は問いませんが, 背景知識があると研究がより一層楽しくなることでしょう. 以下におすすめの一般向け書籍を挙げておきます. その後の研究の進展により, 現在必ずしも受け入れられている学説ではなくなっている内容もありますが, 筆者らが当時の最新の知見と, 自身の信念に基づいて体系化した迫力のある書籍だと思います.


阿部 豊 (著), 阿部 彩子(解説) (2015), 生命の星の条件を探る, 文藝春秋

※2024年度前期の3年生ゼミで使用させていただいています.


酒井 均 (1999), BLUE BACKS 地球と生命の起源-火星にはなぜ生命が生まれなかったのか, 講談社


中沢 弘基 (2006), 生命の起源 地球が書いたシナリオ, 新日本出版社


福岡 伸一 (2007), 生物と無生物のあいだ, 講談社現代新書


松井 孝典 (2015), 宇宙誌, 講談社

※原文は1,988–1,989年に執筆され, 1,993年に徳間書店から刊行されています.


Elwin Schrödinger(著) (1944), 岡 小天, 鎮目 恭夫 (訳) (1951), 生命とは何か–物理的にみた生細胞–, 岩波新書


Paul Nurse(著), 竹内薫(訳) (2021), What is Life? (ホワット•イズ•ライフ) 生命とは何か, ダイヤモンド社