国語(ブックトーク,読み聞かせ)・外国語活動(英語)
 





【ポイント】

本事例の対象は,コロナ禍,気候変動,戦争など,社会情勢が大きく変化する時代の中で,来年中学校入学を控えた6年生の児童たちである。近年,感染症の拡大の影響を受けて,日本全体で小学生,中学生も不登校が増え続けていることが問題視されているのは周知の通りである。

本事例で使用したオンライン教材研究会監修『ピーターとオオカミ』は,教材として使えるよう作られていることもあり,日本語と英語がそれぞれ書かれている。国内外で市販されている絵本を見ても,1冊の本に日本語,英語が記された絵本は数が少ないため,学校現場にとって大変貴重な教材と言える。本章では,子どもたちが英語に親しみをもち,本格的に英語の学習が始まる中学校に「希望」をもって進学し,さらには夢や期待をもって生きていけるようにと,願いを込めたブックトークの事例を紹介する。したがって,本ブックトークでは「希望」を全体のキーワードとし,中学校における学びへのつながりを見据えて,本を選定する。

展開事例