歩く、立つ
長く座る
座り姿勢から立ち上がる
車の乗り降り
階段
運動する
あぐらをかく
靴下を履く
足の爪を切る
寝返り
和式トイレを使う
お尻、お尻の外側
足の付根(鼠径部)
腰骨の上あたり
腰の下の方
太もも、太ももの外側
片方だけ痛い
両側痛い(進行が進んでいる)
歩幅が狭くなった
長く歩けない
杖がないと歩くのが怖い
足の付け根がコキコキ・ポキポキする
太ももの骨がうまくハマっていない感じがする
早く歩けない
内股になった
※個人差があり、上記の特徴が全くない人もいます
変形性股関節症
リウマチ性股関節症
大腿骨頭壊死
大腿骨頭部骨折
ステロイドの長期服用(他疾患の治療による副作用)
外傷(病気じゃないけど)
上記のような病気が診断された場合、医療機関で対応可能な治療があります。
治療が進めば、痛みからの開放が見込めるものもあるでしょう。
痛みを軽減させる鍼施術もありますので、併用されるのもおすすめです。
激しい運動
長時間の歩行
長時間の立ち仕事
長時間のデスクワーク
お姉さん座り
過度な飲酒
などが挙げられます。
体重を支え続けたり、使いすぎたり、虚血が起こる体勢を長時間していたりという生活習慣が股関節の異常を招きます。
私の場合、長時間のデスクワーク(元社畜)が原因の股関節痛があります。
病気でも生活習慣でも、痛みそのものを誘発しているのは炎症です。
股関節の炎症が痛みを発しています。
炎症の原因は、軟骨がすり減って周りの骨を障害していたり、骨そのものが壊死していたりすることが挙げられます。
また骨や関節が正常だったとしても、股関節周辺の筋肉が凝り固まって虚血などにより痛みを発している場合があります。
痛いから病院にいって下記のような検査をしてもらいます。
レントゲン
CT
MRI
ですが、結果【異常なし】という方が結構いるんです。
痛みがあるのに、異常が無いという結果にはガッカリすることでしょう。
検査で異常がみられない患者さんは、痛み止めの処方やマッサージが進められ、その場しのぎの対処しか提案されないことがほとんどです。
例えるなら、虫歯があってもその治療をしないで、痛み止めだけ飲んでいるような感じです。
整形外科では骨の異常や、動きの悪さを見つけてくれます。
大きな病院でしたら、神経などの異常まで見つけてくれると思います。
だけど、筋肉の異常を診てくれる医療機関がないんです。無いと言うか、筋肉由来の痛みに付ける疾患名がないので、診断ができないんです。
お医者さんも「筋肉の問題かもなぁ」と思っても、診断名がないので保険適応ができないのです。
股関節の痛みは骨が崩れるなど、徹底的な状態になるまで現れないことが多いです。
痛み始めることには、すでに進行しています。
どんな病にせよ、進行したものを治めるのには時間がかかります。
股関節の異常が判明するのは、高齢になってからの方が多いです。
高齢になると、骨の再生、血流の再開、筋肉の量などで、若い頃に比べると正常になるまで時間がかかります。
鍼でいうなら同じ損傷度合いでも、30代の方なら10回(3ヶ月程度)で治るところ、70代では1年以上かかったりします。
高齢になるほど、改善までに時間がかかります。
ここまでお読みくださってありがとうございます。
股関節痛の症状にご自身の症状がシックリくる方や、検査で異常がないのに痛い方、鍼は無痛の治療ではありませんが、一度試してみてください。
股関節痛の患者さんへの施術では、骨盤全体の筋肉と、股関節のコア部分の寛骨臼へ鍼が届くようにします。
必要であれば、太ももの筋にも刺鍼します。
また初回か2回目くらいに、腰の筋も状態を把握するため刺鍼をおすすめしています。
下記はよく刺鍼する筋です
■骨盤全体の筋
大臀筋
中臀筋
小臀筋
梨状筋
上双子筋
内閉鎖筋
下双子筋
大腿方形筋
外閉鎖筋
■太ももの筋
大腿筋膜張筋
大腿直筋
大腿二頭筋
半腱様筋
半膜様筋
■腰の筋
脊柱起立筋
多裂筋
大腰筋
腸骨筋
股関節の鍼は、腰痛と同じく北京堂・浅野式での鍼灸法となります。
浅野式は中国針をベースにして、痛みの原因となっている筋の凝りを取り除くことを得意としています。
慢性の痛みは、骨折や感染症・明らかな神経所見などがない限り、筋が硬く凝り固まったことが原因としています。
固く凝り固まった筋が、神経を圧迫して痛みを発生させているのです。
この圧迫を取り去るには、凝り固まった筋をゆるめてあげる必要があります。
痛みの原因となっている筋は深層にあることが多く、そこへ鍼が入ると、身体は「異物が入ってきた!」と反応し、鍼目掛けて血液を送ります。
その結果、血管が太くなったり、死んだ血管が蘇ったりします。
そうして、血流が良くなると老廃物が流れ、痩せて萎縮した筋も酸素や栄養を得てふっくら緩みだしてくれます。
鍼は凝り固まった部分のみへ鍼を入れるだけではなく、その筋肉全体に入れていく場合もありますので、本数は多くなります。
また、北京堂・浅だ野式では、置鍼が長いのも特徴です。
置鍼とは、鍼を刺したまま安静にしていただくことです。
深部の凝り固まった筋がほぐれ始めるまでには、少なくとも20分は必要です。
浅野式では、30〜40分間の置鍼をすることで筋を十分に緩めてから、鍼を抜きます。
高品質のステンレス製中国針を使用しています。
太さの割に、刺入時の刺激が抑えられた設計となっています。
1施術につき、だいたい30本〜100本ほど使用します。
鍼の深さですが、深い部分にある筋肉を狙うときは、75ミリ〜100ミリくらいの針を使います。
もちろん体格によって、針の長さは変わります。
重症な場合、普通の針では刺入できないときがあります。
そのときは、効果の高い特殊な針を使用します。
対象の筋肉のみに刺鍼させるため解剖学を徹底的に学び、安全な施術を提供しています。
「どれくらい痛いの?」と、聞かれることがあります。
痛さの感じ方は人それぞれかと思いますが、私自ら鍼を受けた感覚で言うと、強もみマッサージくらいかなぁと思います。
重症の箇所はそれより痛かったかも?という感じでした。
筋肉が柔らかくなり、症状が軽くなるにつれ刺激が減っていき、心地よく感じてきます。
ちなみに不要なトリビアですが、浅野式の3大強刺激部位は、中間広筋(太もも)、三角筋、股関節の寛骨臼(骨に崩壊がある場合のみ)になります。
下記の内容をご確認ください
初診時に、下記内容の同意書にサインをいただいています。
満腹、空腹、睡眠不足、体調不良時は避けてください。抹消の血行が回復すると低血圧となり、一時的な脳貧血・吐き気などが起こる場合があります。
妊娠されている方、出血傾向にある方、発熱のある方、飲酒されてきた方は鍼施術をお断りしています。
金属アレルギーの方で、発赤・かゆみがひどい場合は、施術を中止する場合があります。
凝り固まった筋肉へ鍼が入ると得気〈とっき〉という痛みに似た感覚が起こります。
鍼が毛細血管に当たると、内出血(青あざ)が起こります。1〜3週間ほどで消えていきます。
鍼を刺した部位が膨れることがあります。これも毛細血管に鍼が当たった内出血ですので心配ありません。
施術後、倦怠感・眠気・めまい・ふらつきなどの副反応が起こる場合がありますが、鍼の効果が現れていることを示しています。
施術後、患部に筋肉痛のような感覚が起こり、「鍼ごわり」という状態になります。「鍼ごわり」は3〜5日で消えていき、その後は治療効果を実感できます。
まれですが患部が重傷の場合、施術を受けた後に痛みが増すことがあります。これは凝り固まった筋肉が鍼施術によりほぐれると、圧迫されていた神経が回復し本来ある痛み感覚を感知するようになるからです。再度治療することで治まります。
施術当日は、飲酒・激しい運動・ストレッチなどはお避けください。また、筋肉へ負荷がかからないよう安静にしてお過ごしください。
鍼灸の効果は絶対に保証されるものではありません。効果にご納得いただけない場合やご期待に添えない場合、施術の刺激などの苦痛に対する慰謝料、施術料金の返金はいたしかねます。
股関節に問題がある症状は、座っていると腰が固まる、長時間歩けない、臀部から太ももの外側が痛い、あぐらがかけない、鼠径部の痛み、歩幅が狭くなった、腰痛に左右差がある、靴下を履くのがつらい、などがあります。
80〜90分 | ¥5000
うつ伏せ、仰向け、横向きから2面(体位・体勢)をお選びください。
腰、股関節、骨盤周りの施術を1来院で2回分受けられます。
仰向けでは、腸骨筋や小殿筋の前方などうつ伏せでは届かない部分に施術できます。
別の日に2回受けるよりもお得です。
足も施術したい方は、オプションの「ヒザや足」をお付けください。
140〜180分 | ¥9000