突然の激しい腰痛!痛すぎてやばい!
と、ギックリ腰のような症状で、実はギックリ腰とは違う病気の可能性について記します。
腰椎圧迫骨折とは、腰の背骨が潰されたように骨折している状態です。
とくに高齢女性で多くみられ、骨折する直接の原因は
重いものを持ち上げた
軽く尻もちをついた
長時間のカガミ作業(草むしりとか)
くしゃみをした
何もしていない(心当たりなし)
などがあります。
背景には骨粗鬆症があり、骨が脆くなっているのが本当の原因ですね。
グキっ!と、ギックリ腰のように痛み出すケースもあれば、知らないうちに圧迫骨折を受傷しているケースもあります。
ほかには、事故などで強い外力を受けたり、悪性腫瘍の浸潤などがあげられます。
腰椎圧迫骨折の好発部は、胸椎と腰椎の接合部です。
大体、みぞおちの後ろ側あたりになります。
細かく言うと、肋骨がついてる背骨( 脊椎)の一番下の胸椎12番と肋骨がついていない腰の背骨(脊椎)の一番上の腰椎1番あたりです。
背骨のS字カーブで、ちょうど外力が溜まりやすい場所になります。
まず3人に1人は、骨折時にグギ〜〜!と痛くなる人がいるみたいです。
そのシュチュエーションはギックリ腰とそっくりですね。
急性期の骨折ですので、背骨(脊椎)を覆っている骨膜の損傷が痛みを発生させているはずです。
骨膜には血管と神経が豊富にあるため、痛みには敏感です。
知らぬ間に腰椎圧迫骨折を起こしていたときの慢性期の痛みは、主に体動時に発生します。
潰れた骨が椎間板や神経などを圧迫してしまい、痛みを発生させてしまいます。
ギックリ腰の定義は、医学的に決まっていません。
ギックリ腰は大腰筋という、腰の奥の筋がこむら返り状態になったイメージです。
大勢の治療家は、ギックリ腰の原因を大腰筋の痙攣<ケイレン>が原因であると考えています。わたしもその一人です。
身体を折り曲げるための筋肉である大腰筋が痙攣すると、背筋が伸ばせなくなります。
腰椎圧迫骨折でも、背筋が伸ばせなくなります。
また、複数箇所に圧迫骨折が起こると、円背<エンパイ>の原因になります。
円背とは、画像のように腰が曲がったお年寄りいますよね?そのような辛い状態のことです。
症状で腰椎圧迫骨折とギックリ腰との違いをみてみます。
前屈が痛い
背中と腰の境目あたりが痛い
背筋が伸ばせない
体動時に強い腰痛
寝返りを打ったとき痛い
起き上がるとき背中と腰の境目が痛い
いったん横向きにならないと起き上がれない
突然の激しい腰痛になることも
骨折した腰椎が飛び出している
身長が縮む
レントゲンで骨の異常が見つかる
突然の激しい腰痛
背筋が伸ばせない
くしゃみや咳をすると腰が痛い
体動時に強い腰痛
横になって腰を丸めると少し楽になる
腰が疲れていたりと腰痛を感じていた
3〜7日くらいはずっと腰が痛いがそれ以降は収まってくる
骨の異常はない
代表的な症状を上げてみました。
症状は人それぞれなので、項目に当てはまらなかったり、当てはまったとしても軽微な症状だったりすることがあります。
激しい腰痛が出てしまったら、まずは整形外科でレントゲンやCTを撮ってもらうのがいいと思います。
この腰痛なんだろ?ギックリ腰??という時の読み物でした。
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身体の事なので、間違ったものを残すのは危険なことだと思っています。
内容のブラッシュアップが目的です。
よろしくお願いしますm(_ _)m
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