おかえりなさい ! お待ちしていました ( ^ - ^ )
2024.7.31~8.2 学校法人ヴィアトール学園洛星高等学校
1日目 スケジュール
午前:震災のDVD視聴の後ベースを出発。八軒街~夢海公園~みなと公園と進み追悼施設にて黙祷。茶茶丸パーク時計塔(震災遺構)~加茂神社(市街地の様子)を見学。
午後:大船渡教会を訪問。東日本大震災被災者のための祈り、聖歌の合唱。かもめテラス~おおふなぽーと~陸前高田市へ移動し『3.11仮設住宅体験館』を見学。『陸前高田グローバルキャンパス』で語り部さんのお話を伺った後、ベースに戻り夕方のミーティングと分かち合い(黙祷)。
2日目 スケジュール
スマホ教室終了後、碁石観光バスを利用しベース長のガイドで陸前高田市へ移動。道の駅(昼食)~東日本大震災津波伝承館~復興祈念公園・海を望む場(黙祷)~奇跡の一本松(集合写真)~末崎町へ移動。夕食後、宿泊先へのバス移動の車中で分かち合い。
朝のミーティングと清掃の後、スマホ教室の準備を開始。
前半は『Googleフォームを使った防災クイズ』を行い、生徒さん方には参加者の方々のスマホのWi-Fi接続・QRコードの読み取り・Googleフォーム入力のサポートを、先生方にはクイズのヒント係として協力していただきました。
ヒントカードを開くと先生方の名前が印刷してあり、一問にだけ使えるルールにしたのですが、自力で解答されたい方が多いご様子で(笑)、生徒さん方と相談しながら熟考されていました。
後半は先生に『防災についての特別授業』を行っていただきました。昨年3月開催の『スマホで防災』から2回目となる特別授業です。浸水被害や土砂災害への備え、QRコードを活用した災害情報の取得方法など、今回も、限られた時間の中でも分かりやすく丁寧に解説して下さいました。
その後は生徒さんからお抹茶の振る舞いや(校章の入った茶碗など多くの茶道具を持参。)合唱披露もあり、とても良い交流の時間となりました。
2023.7.26~27 学校法人ヴィアトール学園洛星高等学校
前回と同様に、初日の午前は釜石を訪れ、昼過ぎに大船渡へ到着。大船渡教会で昼食をとりベースへ移動して、参加者の方と一緒に手芸を体験しながら交流しました。
手芸作品が完成すると、素晴らしい合唱を2曲も披露してくれました。参加者の方は「お顔は可愛らしいのに、声はやっぱり迫力があるねぇ。」と感心しておられました。
震災のDVDを見た後に『分かち合い』の時間を持ちました。ベース長からの「震災で大変だったという事だけを伝えたいのではなく、それらを通して色んな教訓が生まれていて、これから日本全国で起こりうる災害時に命を守ることや、皆さんのこれからの人生にも、きっと生かせることがある。それを学んでいってほしい。」との言葉に、深くうなずく様子が印象的でした。
・精神的なボランティアの難しさを改めて感じた。
・好きだという野球を見ずに、話を続けてくれた。聞くことの大切さが分かった。
・相手が被災者であるということを意識し過ぎて、うまく話せなかった。
・震災を伝えることが自分にできるのか。自分が勝手に解釈した物になってしまわないか。
・震災を知らないことで、現地の方々との間に壁を感じる。伝えていけるように努力する過程が大事だと思う。
・また来て良かった。
午前中は大船渡市内を散策。『気仙大工左官伝承館』で昼食をとり、畳拭きなどの奉仕活動の後、震災時のお話を聞きました。
その後、陸前高田グローバルキャンパス内に建つ『3.11仮設住宅体験館』を見学し、『東日本大震災津波伝承館』と『復興祈念公園』を見学しました。
今回も現地での活動内容の検討の段階から相談を重ね、前回の活動内容に加えて『奉仕活動』や『仮設住宅体験館見学』なども増やし、盛りだくさんの内容でしたのでベースでの滞在時間は限られたものとなりましたが、震災を知らない若い世代が実際に被災地を訪れ、震災時の様々な追体験をすることは、とても貴重な体験になったと思います。
2023.3.29~31 学校法人ヴィアトール学園洛星高等学校
初日の午前は釜石を訪れ、大船渡に到着したのは昼過ぎでした。大船渡教会をお借りして急いで昼食をとり、午後の手芸サロンに参加するためにベースへ移動。参加者の方々と一緒に、手芸を体験しながら交流しました。
「作ってみたいけど、出来るかなぁ…。」
「玉止めって、どうやるんだっけ?」
「グルーガンは使った事ある!」
などの賑やかな声を聞きながら、参加者の方々は、慣れない手つきで一生懸命針仕事をする学生たちの姿を、微笑ましく眺めておられました。
2日目の午前はベース清掃から始まりました。窓拭きをお願いすると、直ぐに役割分担をして、テキパキと行動していました。
その後のスマホ教室では、引率の先生方のご協力のもと、スマホ操作のサポートをしながら、多くの参加者の方々と一緒に防災について学びました。
ハザードマップで地ノ森付近を表示させると、「災害が起きたら、ココに避難することにしている。」と教えて下さり、防災意識の高さを感じたそうです。
学生さんが豆を挽いてドリップしたコーヒーも振る舞われ、合唱の披露では、その美しい歌声に感涙される方もおられました。
午後は被災地見学で、大船渡市から陸前高田市へ。加茂神社の石段をのぼり現在の大船渡市の街並みを眺め、震災遺構を見学し、陸前高田市へ移動して、復興記念公園と津波伝承館を見学しました。
前日DVDで見た映像と同じ場所とは思えないけれど、更地などもまだ多く、復興は終っていない、これからも続くのだと感じ、今後の被災地学習の目的意識が高まったそうです。
実際に現地に来て見聞きした多くの事柄から、学生たちがそれぞれ何を感じたのか、そして現地を離れた今、何を思っているのか。被災地学習から得られたものを、じっくりと聞いてみたいと思っています。
3日目の午前は、出発時間まで大船渡市内を更に詳しく見学。
魚市場でイサダ漁の水揚げの様子、展示物などを見学し、おおふなぽーとの展望デッキから街並みを眺め、震災遺構の『茶々丸パーク時計塔』を見学しながら、夢海(ゆめみ)公園付近を散策しました。
『鎮魂愛の鐘』のそばで祈りを捧げていると、震災以前ここに家があったという方と偶然出会い、お話を聞くことが出来ました。「お祈りして下さって、ありがとうございます。」とのお言葉をいただき、よい出発となりました。
「震災直後から、この12年の間に来て下さったボランティアの方々の活動によって信頼が培われて、その信頼をもとに今の活動が出来ている。その新しい1ページを、今日みなさんが作って下さった。」と、ベース長からの感謝の言葉がありました。
・自分から積極的に交流することは難しかったが、普段は接することの無い、違う世代の方々との交流が新鮮だった。
・DVDの映像をじっくりと見ることによって、改めて津波の怖さを感じた。もっと、自分から調べて知っていくことが大事だと思った。
・2日目は比較的スムーズに交流ができた。震災体験の話を自分から話して下さったことに感謝した。
・被災地見学は、ただ見るだけではなく五感を働かせて、全身で感じることが大切だと思う。
・今はまだ理解できていない部分が多くあるが、家に帰ってからじっくりと考えていきたいと思う。
・全員で協力してベースの清掃をすることによって、実際のボランティア活動での行動の仕方をイメージすることができた。
『思い出ノート』へ、学習を終えての感想の投稿が寄せられておりますので、どうぞ、併せてご覧ください。
2022.7.28 初めての『オンライン学習会』に参加しました。
オンライン学習会(2022.7)
先輩方の被災地での活動の様子(2019.7)
実際に現地を訪れての被災地学習の予定が、新型コロナウイルス感染症の急拡大により急遽延期とせざるを得ない状況となった時、オンラインで交流したいとの連絡をいただき、学習会に参加させて頂きました。伝えたい想いが次から次へと溢れ出し、あっという間の1時間でしたが、生徒さん方の真剣に聞き入ってくれている表情が、とても印象的でした。今後も定期的に開催して下さる予定との事で、実際にベースへお迎えできる日を楽しみに、それまで画面越しではありますが、皆さんと交流を深めていければと思っていました。(動画は、学習会の様子の一部を切り抜いたものです。)