おかえりなさい ! お待ちしていました ( ^ - ^ )
被災地見学
心で感じ そして伝えるボランティア活動
新型コロナウイルス感染症の感染急拡大に伴い、活動の自粛が続いていた『被災地見学』ですが、2022年夏、約2年振りに県外からの来訪の受け入れを再開することが叶いました。長い年月を変わらぬ想いで寄り添い続けて下さった皆様に、改めて感謝申し上げます。
被災地と呼ばれる地域の、共通の苦悩である『風化』。確かに、時には忘れてしまいたくなるほどの記憶であり、生きていく為には忘れていく事も必要なのかも知れません。それでも伝えたい。伝え続けることによって、あの耐え難いほどの辛い記憶を、意味のあるものとするために。被災地を訪れることによって実際に見聞きした多くの事柄が、遠く離れた皆様の心にもきっと響いていただける、そう信じています。
ベースでの活動は終了となりましたが、多くの皆様の祈りに支えられながら、私達はこれからも、このページを通して伝え続けます。
被災地学習
これからの未来を担う君達に伝えたい事がある
カリタス大船渡ベースの被災地学習では、『震災学習』と『奉仕活動』の、2つの活動を行なっていました。
震災学習は、震災を知らない若い世代に向けて、記録映像の視聴や震災遺構の見学などを通して、震災から得た多くの教訓を伝え、命を守ることに使って欲しいという想いを伝えていました。
奉仕活動は、仮設住宅・災害公営住宅・個人宅の清掃や草取り作業、地域の祭りの際の交通誘導補助、市街地内にある河川敷の藻の除去作業等のほか、現地に暮らす皆さんとの心の交流をメインにした、サロン活動補助、傾聴などを行っていました。学ぶことには長けている彼らでも、心に寄り添うという精神的なボランティア活動は、難しいと感じていたようです。
分かち合いの場で、震災を知らないことをまるで負い目にでも感じているかのような感想を耳にすることがありました。知らないこと(経験していないこと)は幸いなことで、これからもそうあって欲しいと思いますし、きっと交流された方々も同じ思いだったでしょう。
ベース長は毎回必ず、「震災から得た多くの教訓を、命を守ることに使って欲しい。」という思いを語っていました。命を守ること、この子たちの未来を守ることが出来れば、あの耐え難い辛い体験を意味のあるものとすることが出来るかもしれない。そんな思いを受け止めようとしてくれる若い世代が繰り返し訪れることによって、被災地で暮らす私たちもまた、伝え続ける勇気をもらい、救われていたのかもしれません。
地ノ森八軒街跡付近①
地ノ森八軒街跡付近②
地ノ森八軒街跡付近③
地ノ森周辺地域
BRT地ノ森駅付近
加茂神社
陸前高田市・追悼施設
復興まちづくり情報館①
復興まちづくり情報館②
(陸前高田市の『復興まちづくり情報館』は、高田松原復興祈念公園の整備に伴い閉館しました。追悼施設は、改修工事が行われました。)
オンライン交流会
離れていても この想いを分かち合いたいから
※音声は入っておりません。オンライン交流会では、実際に車で移動しながら行なう被災地見学と同様に、ベース長が解説を加えながら、お伝えしていました。