DV・デートDV・性暴力に関する
豆知識・チェックリスト
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは
DVは「親密な相手からの暴力」と訳されメディアでは命を落とすほどの暴力をDVとして報道しています。
私たちはそれらの情報からDV=暴力というイメージを持ってしまうかもしれません。
暴力ももちろんDVの特徴ですが、それ以外にもさまざまな要素が絡まります。
特徴1 対等であるべき関係が力の差が生じた上下関係となっている
特徴2 上となったものが下に対してコントロール(支配、強制)をかけてくる
特徴3 コントロールを強化する方法として用いられるのが暴力
この場合の暴力は身体的暴力だけではなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力とさまざまな形の暴力が使われています。
力の差(権力)やコントロールは目に見えないものです。また、精神的暴力なども体に傷として残りません。報道される部分は目にみえる身体的暴力となりがちですが、目に見えない部分に気づいていくことが大切です。
相手からの支配があるかどうかの
チェックリスト
チェックリスト
目に見えない支配や権力がある関かどうかをチェックしてみましょう。
チェックリストにいくつかあてはまる場合は、力の差があり、相手からコントロールされている関係の可能性があります。
□パートナーの言うことは絶対だ
□自分の希望をパートナーに伝えるのはとてもエネルギーがいる
□パートナーが帰ってくると緊張する
□パートナーを恐れている
□パートナーがいる前で電話をしたくない
□パートナーを待たせることはできないと思っている
□自分がどう感じるかよりもパートナーが怒らないかが基準になっている
□予定より遅く帰るなんてできないと思っている
□パートナーの言動に意見できないと思っている
□たとえ間違っていると思っても、パートナーに同調しなくてはならない
□パートナーに自分の本音は絶対に言えない
□パートナーが怒りだすと、なんとかなだめようとしてしまう
□パートナーが機嫌が良い状態であるためにはどんなことでもすると思う
□どんなに自分が楽しんでいてもパートナーの機嫌が悪くなるともう楽しむことはできない
□パートナーのセックスの要求は断れないと感じている
□自分のほしいものでもパートナーが良い顔をしなければ買えない
□子どもがパートナーの気に入らないことをするとすごくあせる
□パートナーについたうそがばれるのが怖くてしょうがない
「傷ついたあなたへ~わたしがわたしを大切にすること~DVトラウマからの回復のワークブック」
レジリエンス刊 梨の木舎 より一部抜粋
※転用される場合は、レジリエンスまでご一報ください
※出典:NPO法人レジリエンスと明記してください